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フュージョンパートナー--- 16年6月期は大手保険会社の大型案件も受注

注目トピックス 日本株
フュージョンパートナー<4845>は、企業のコーポレートサイトやECサイトをサポートするWeb系のサービスと、電話・FAX等の自動音声応答技術を利用したサービス等を、SaaS/ASP形式(ユーザーが必要とするシステム機能を、ネットワークを通じて提供する形式)で提供している。

主力のサイト内検索サービス『i-search』の導入実績が順調に増加。Webサイト上に掲載する「よくある質問」や社内情報の共有管理ツールとして利用されている『i-ask』についても堅調にシェアを拡大。また、e-ラーニングサービス『i-learning』は行政機関のコールセンターに、『IVR(自動音声応答)』サービスは地震保険の受付サービスとして損害保険会社に、また、DM配信停止受付サービスとしてポイントプログラム運営会社に導入されるなど、同社サービスの引き合いが増加している。その他にも、IVR及びSMSをシステム連携し、マルチデバイスからの各種業務の受付対応を行うサービスが電力会社に導入された。さらに、大型案件として損害保険ジャパン日本興亜(株)の『ポータブルスマイリングロード』のサービス開発を受注した。

16年第3四半期における売上収益は20.62億円(前年同期比20.2%増)、営業利益は5.49億円(同14.7%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は4.01億円(同29.4%増)の大幅増収増益となった。利益率の高い主力サービスの売上増加が寄与した結果、売上収益営業利益率は26.6%となった。

同社は16年5月16日に業績予想を修正。売上収益については、複数のSaaS/ASPサービスの同時導入による月額利用料の積み上げや、顧客ニーズに合わせた新規サービス開発の売上が好調に推移していることから、修正前の予想を7.2%上回る見通し。一方で、営業利益については、受注案件増加に伴って開発エンジニアを中心とした採用強化による労務費・人件費の増加及び外注利用による一時的なコスト増の影響により、前回予想を3.3%下回る見通し。しかし、修正前の営業利益は前期比10.8%増を予想しており、増益見通しは変わらず。




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