注目銘柄ダイジェスト(前場):アキュセラ、ブランジスタ、三菱自動車など
[16/06/20]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
アキュセラ<4589>:1689円(前日比+271円)
大幅続伸。主要株主の異動に関する適時開示を公表しており、大株主のSBIインキュベーションによる保有株式数の増加が材料視されているようだ。6月15日を報告義務発生日とする変更報告書に記載されたSBIインキュベーションの保有株式数は317万2756株(保有割合8.47%)だったが、米国証券取引委員会(SEC)に提出されたスケジュール13D/Aでは6月17日時点で420万6056株(同11.2%)となっているもよう。
ブランジスタ<6176>: - 円(前日比 - 円)
ストップ安売り気配。6月18日にiPhone/Android向けスマートフォンアプリ「神の手」をリリースしているが、目先の材料出尽くし感などから利益確定売りが広がっているようだ。神の手は作詞家の秋元康氏がプロデュースした3Dクレーンゲーム。第1弾企画として、アイドルグループ「AKB48」の45thシングル選抜総選挙連動企画である「場空缶」と、5000以上のゲームセンターでも人気の定番アイテムを景品に用意したという。
アシックス<7936>:1930円(前日比-163円)
急反落。16年12月期業績予想を下方修正している。通期営業利益見通しは290億円から230億円(前期は274億円)へと引き下げた。従来の増益予想から一転、減益となる見込みで市場予想の300億円弱を下回る。為替レートが当初の前提よりも円高に推移しているほか、米国で売上が弱含んでいるという。また、米子会社における得意先の破綻及び信用不安に伴う引当計上の影響も響く。修正後予想為替レートは1ドル=110円(従来は120円)。
Jフロント<3086>:1197円(前日比+63円)
急伸。大和証券が目標株価を2000円から1800円に引き下げつつ、レーティングを「3(中立)」から「1(買い)」に引き上げている。投資と回収のバランスが好転し、利益成長が高まるのは銀座店がオープンする17年度であり、18-19年度は更に高まると予想しているようだ。また、同社は16年4月の決算説明会において明確な財務戦略を打ち出すことに言及しており、17年4月に公表される見通しの次の中期経営計画に注目しているという。
Vテク<7717>:9950円(前日比+1370円)
急反発。サムスン電子が16年に8兆ウォン(約7200億円)程度を投じて生産設備を拡充すると一部メディアで報じられている。米アップルが韓国サムスン電子に有機ELパネルの供給を打診したようだ。この記事では、最大手の大規模増産でスマートフォンパネルの液晶から有機ELへの移行が加速するとの見方を示しており、Vテクや保土谷化<4112>といった有機EL関連銘柄に物色が向かっている。
三菱自<7211>:526円(前日比-21円)
売買代金上位のなかで逆行安。同社製車両の燃費試験における不正行為に伴う顧客への支払い費用として、17年3月期決算に約500億円の特別損失を計上する見込みと発表している。軽自動車4車種以外の登録車5車種についての支払い費用として約30億円が含まれる。なお、16年3月期決算で約150億円を引き当て済み。国土交通省に「過去に販売した車種に関する調査」と再発防止策についての報告書を追加提出したことも発表している。
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