注目銘柄ダイジェスト(前場):ソフトバンクグ、スズキ、GMOTECHなど
[16/06/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ソフトバンクグ<9984>:5997円(前日比+155円)
買い優勢。前日にはスーパーセルの売却、並びに、アローラ副社長の退任が発表されている。スーパーセル売却で、アリババやガンホーの売却と合わせて約1.9 兆円の現金化が確定、投資利益の具現化に伴う企業価値向上を評価する声は多いようだ。一方、アローラ副社長の退任にはサプライズが大、不透明感の強まりも懸念されたが、現在のところ想定外に影響は限定的となっている。
スズキ<7269>:2886円(前日比+90円)
買い先行。ゴールドマン・サックス証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価を3400円としている。国内の燃費不正を背景にした株価の調整は行き過ぎとしており、インドの成長ストーリーを割安なバリュエーションで投資できる好機と判断しているもようだ。
東京鉄<5445>:392円(前日比+41円)
急伸で東証1部上昇率トップ。旧村上ファンド出身者が設立した投資ファンドのエフィッシモが5.55%の株式を取得したことがわかったと報じられている。目的は純投資としているもよう。今後の株式買い増しに対する思惑などが高まっているほか、株主還元策の強化などに迫られるといった見方なども先行と見られる。
GMOTECH<6026>:4210円(前日比+410円)
一時ストップ高。中国・台湾・香港など中華圏をはじめとした東アジア、東南アジア主要国をカバーする、インバウンド及び越境EC向け広告マーケティングサービス「AsiAD(アジアド) byGMO」を提供開始したと発表している。SNSや検索サイトを含む現地メディアへの多言語広告クリエイティブの制作から出稿、運用、レポート分析までを一貫して行うことができ、効率的にプロモーション効果の最大化が図れるという。
USEN<4842>:323円(前日比-25円)
急反落。一部メディアで15年9月-16年5月期(第3四半期累計)の業績観測が報じられている。連結営業利益は前年同期比2%減の78億円程度となったようだ。16年8月期の通期会社計画は2.8%営業減益とされており、おおむね計画線で推移しているもよう。ただ、一部市場予想では15年9月-16年5月期営業利益は83億円弱と見込まれており、今回の観測報道はこれを下回る内容となっている。
BBタワー<3776>:218円(前日比+11円)
大幅に4日続伸。豊橋技術科学大学、日本マイクロソフト(MS)とともに、AI(人工知能)・機械学習による多言語コミュニケーションの実現に向け協働を開始すると発表している。20年に開催される東京オリンピック・パラリンピックにおいて大幅な増加が見込まれる海外からの来訪者に向け、滞在中に必要となる様々な言語による情報をリアルタイムに提供する翻訳サービスを、インターネット上の様々なサービスで活用可能にすることを目指す。
東瓦斯<9531>:409.1円(前日比-29.4円)
年初来安値更新。メリルリンチ日本証券では、投資判断を「買い」から「アンダーパフォーム」に2段階格下げしている。目標株価も620円から360円に引き下げへ。業績の停滞期入りを予想しているようだ。17.3期営業利益は1210億円から510億円へ大幅に下方修正。金利低下の影響や減価償却費の増加、販売量の減少などが要因になると見ている。
ジンズメイト<7448>:180円(前日比+3円)
続伸。前日に6月の月次動向を発表、既存店売上高は前年同月比4.2%増となり、2ヶ月ぶりのプラスに転じている。月後半からの気温上昇などがポジティブに作用することとなったようだ。比較的、株価が一方向に動きやすく、値幅取り妙味などが高まりやすい銘柄であり、短期資金の関心が向かう状況にもなっている。
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