注目銘柄ダイジェスト(前場):シャープ、アキュセラ、宇部興産など
[16/06/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
しまむら<8227>:13930円(前日比-10円)
下げ幅は小幅にとどまる。前日に6月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比7.5%増、前月の同1.7%減からプラスに転じている。カレンダー効果に加えて、客単価の上昇がけん引した格好。会社計画をやや上回ったとみられる。ドイツ証券では、販売好調に加えて、商品力向上や在庫管理の徹底で、値下げが減少傾向にある点は収益性改善に追い風との評価。
日ガイシ<5333>:2255円(前日比-18円)
クレディ・スイス証券では投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を3000円としているもよう。自動車排ガス規制強化に伴う排ガス関連セラミックス製品のニーズ拡大に注目としている。排ガスセラミックス市場は参入障壁が高く寡占市場であることから、拡販/搭載率上昇による成長ポテンシャルはセクター内でも極めて高い水準と判断のもよう。
宇部興産<4208>:179円(前日比+2円)
出来高膨らみ続伸。前日の一部テレビ番組を受けて、有機EL関連として関心が高まる状況のようだ。液晶の電子回路基盤はガラスが使われるのに対して、有機EL基盤は軽くて柔らかいプラスチック製のフィルムになり、同社がこのフィルムをつくっていると紹介されているもよう。アップルの有機EL採用を受けて、同分野の事業拡大に対する期待感が高まる形に。
ヤマハ発<7272>:1797円(前日比-2円)
朝方は買い優勢。シャープの東証2部指定替えに伴い、代替の1部指定替え候補と捉えられているようだ。過去に野村では、臨時見直しとして取り扱われる可能性が高いが、その際には、同じ技術セクターである同社が有力と指摘していた。流動性インパクトは5.7日分と試算しているようだ。
シャープ<6753>:115円(前日比-18円)
下げ目立つ。債務超過が確認されたことで、東証2部への指定替えが発表されている。方向性は織り込まれていたと考えられるものの、正式発表を受けて、処分売り圧力が強まる流れになっている。指定替えは8月1日付、上場廃止にかかる猶予期間は2016年4月1日から2017年3月31日までの1年間となる。鴻海の出資によって債務超過は解消する見込みだが、再度の1部指定には何らかの施策が必要となり、やや時間を要するとの見方にも。
アキュセラ<4589>:1920円(前日比+103円)
大幅に3日続伸。6月23日引け後にSBIインベストメントが同社株式の保有に係る変更報告書を提出している。報告義務発生日の6月21日時点において、保有株数は共同保有者との合算で1168万1125株、保有割合は同31.15%(22日提出の前回は29.71%)に増加した。SBIインベストメントによる保有割合増加の変更報告書提出は6月に入り5度目となる。
SOSEI<4565>:15310円(前日比-390円)
朝方は急伸。100%子会社のそーせいコーポレートベンチャーキャピタル(そーせいCVC)が、主に日本国内の再生医療関連のライフサイエンスに特化したバイオベンチャー企業への投資を目的として「Sosei RMF1投資事業有限責任組合(そーせいCVCファンド)」を設立したと発表している。そーせいCVCが無限責任組合員となり、中小企業基盤整備機構、みずほ銀行などの有限責任組合員から合計20億円を調達する。
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