注目銘柄ダイジェスト(前場):マツダ、浜ゴム、三陽商など
[16/06/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
浜ゴム<5101>:1228円(前日比-15円)
一時1213円まで下落して連日の年初来安値更新。16年12月期の上期(1-6月)業績予想を下方修正している。営業利益見通しは従来の220億円から145億円(前年同期は253億円)へと引き下げた。円高進行に加え、ロシアの取引先に係る貸倒引当金の積み増しや中東・中南米・北米の販売下振れが響いた。なお、16年12月期の通期業績予想の修正については現在精査中で、第2四半期決算発表時(8月10日予定)に公表する予定としている。
マツダ<7261>:1400円(前日比-166円)
大幅続落で年初来安値更新。野村證券がレーティングを「Buy」から「Neutral」に、目標株価を2100円から1670円にそれぞれ引き下げている。欧州自動車市場の減速や大幅な円高を反映し業績予想を下方修正した結果、バリュエーション上の割安感が薄れたという。技術開発力や美しいデザイン、正価販売でブランド力向上を進める経営陣の手腕への高い評価は不変だが、英国の欧州連合(EU)離脱による経営環境悪化を考慮したとしている。
Vテク<7717>:10890円(前日比+1500円)
ストップ高。19年3月期までの中期経営計画を策定したと発表している。数値目標としては、最終年度となる19年3月期で売上高900億円(16年3月期実績391億円)、営業利益140億円(同25億円)、営業利益率15.6%(同6.6%)を掲げている。また、株主還元及び資本政策では、目標とする配当性向を従来の「10%以上」から「20%以上」に17年3月期より変更する。
バルニバービ<3418>:2348円(前日比+198円)
3日ぶり大幅反発で年初来高値更新。いちよし証券がフェアバリューを3200円として、レーティング「A(買い)」を新規付与している。「バッドロケーション出店戦略」など独自の出店戦略等を評価しているようだ。これに加え、地方自治体などの行政との連携プロジェクトとして、街の再開発のキーテナントとして飲食店等を出店している点にも注目しているもよう。
Eストアー<4304>:1026円(前日比+150円)
ストップ高。フィスコ・コイン(「フィスコ仮想通貨取引所」に商号変更予定)及びSJI<2315>と業務提携し、ビットコインによるEC決済(購入代金の支払)を通販システム「ショップサーブ」に実装すると発表している。フィスコ仮想通貨取引所とのリアルタイム取引により実現し、SJIはビットコイン取引に係わるシステムの開発とAPIの提供を担う。提携した6月より実証実験を開始し、今期をメドに提供を開始するという。
三陽商<8011>:188円(前日比-17円)
大幅続落し連日の年初来安値更新。16年12月期の上期(1-6月)業績予想を下方修正している。営業損益見通しは従来の22億円の赤字から55億円の赤字(前年同期は77億円の黒字)へと引き下げた。春夏物商品の販売不振に加え、繰越商品在庫の評価減(約27億円)を行うことにより、売上・利益ともに従来予想を下回る見込み。なお、16年12月期の通期業績予想については現在算定中で、第2四半期決算発表時に改めて公表するという。
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