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ファーストブラザーズ---投資銀行事業が収益の柱に成長、2Q営業利益の進捗率56.5%に

注目トピックス 日本株
ファーストブラザーズ<3454>は8日、2016年11月期第2四半期(15年12月-16年5月)決算を発表。売上高が前年同期比176.1%増の84.54億円、営業利益が同24.1%減の17.27億円、経常利益が同29.9%減の15.37億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同31.1%減の8.53億円だった。売上高の変動は事業構造の転換に伴い取得している賃貸不動産の一部売却によるもの。同社が重視する利益面では、投資案件の売却が上期偏重だった前期に比べ、今期は年間に分散するため第2四半期は減益となっているものの、通期では過去最高益の達成を見込む。

セグメント業績については、投資運用事業の売上高が前年同期比93.0%減の1.50億円、営業損失は0.15億円(前年同期は19.34億円の利益)。前期は上期に多額の売却関連報酬が発生したが、今期は下期以降に売却が本格化する見込み。投資銀行事業の売上高が同812.0%増の83.58億円、営業利益が同219.9%増の20.52億円だった。積極取得している賃貸不動産からの安定収益が拡大するとともに、その一部売却による売却益が利益貢献した。自己勘定投資の進展により、今期から投資銀行事業中心の売上・利益構成に変化している。

16年11月期については、売上高が前期比173.9%増の124.82億円、営業利益が同7.8%増の30.52億円、経常利益が同4.5%増の27.78億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.2%増の16.81億円と各段階利益で過去最高益を見込む期初計画を据え置いている。通期計画に対する第2四半期営業利益の進捗率は56.5%となる。




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