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フォーバル Research Memo(8):過去最高益の更新を目指す

注目トピックス 日本株
■決算動向

(3) 2017年3月期会社計画と見通し

フォーバル<8275>の2017年3月期業績は、売上高が同4.2%増の52,500百万円、営業利益は同3.0%増の2,450百万円、当期純利益は同3.6%増の1,400百万円と増収、増益を見込む会社計画で、売上高は7期連続の増収、営業利益は9期連続の増益を目指す。

中小企業の企業経営を支援する次世代経営コンサルタント集団として、IP統合商品の普及促進、ビッグデータ活用による新サービスの創出、スマートフォンに代表される情報通信の利活用促進、太陽光発電などの総合環境コンサルティング・IT技術者向けを中心とした教育サービスの提案、東南アジア諸国への進出支援などに取り組む計画となっている。

売上高は、「0円端末」の廃止によるマイナス影響を見込み、減収計画となっているモバイルショップビジネスグループを除く各セグメントで増収を見込む計画。一方、利益に関しては、売上高と同様にモバイルショップビジネスグループの減益を予想しているものの、フォーバルビジネスグループ、フォーバルテレコムビジネスグループ、総合環境コンサルティングビジネスグループの拡大によりカバーし、2016年と同水準の営業利益率4.7%を維持する見通し。なお、電力小売事業の本格展開に備えた人員増強などの先行投資により前期に赤字転落した総合環境コンサルティングビジネスグループに関しては、その原因となった電力小売事業に関してビジネスモデルや社内体制を前期に見直したために、黒字転換する見通し。また、海外事業についても売上高の拡大に伴い黒字転換する見通しである。

公開会社別の計画について見ると、フォーバル単独、フォーバルテレコム、フォーバル・リアルストレートの3社の会社計画は以下のとおりとなっており、売上高はフォーバル単独とフォーバルテレコムの2社で全体の6割程度、利益については公開3社で9割以上をそれぞれ確保する計画。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )



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