スリー・ディー・マトリックス<7777>---中期経営計画を発表、自己組織化ペプチド技術による医療製品の開発に注力
[16/07/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』7月25日放送において、スリー・ディー・マトリックス<7777>を取り上げている。主な内容は以下の通り。
(話し手:フィスコリサーチレポーター 向後 はるみ)
Q.企業の概要からお願いします。
スリー・ディー・マトリックス<7777> は2004 年に設立されたバイオマテリアル(医療用材料)のベンチャー企業です。米マサチューセッツ工科大学において開発された「自己組織化ペプチド技術」を使って外科医療分野の止血材・粘膜隆起材、再生医療分野の歯槽骨再建材・創傷治癒材、その他ではDDS (ドラッグデリバリーシステム) などの医療機器及び医薬品の開発を国内外で進めています。
Q.主要パイプラインの動向と市場規模についてご説明ください
吸収性局所止血材については、欧州では、既に2014 年1 月にCE マークを取得し、15/4 期に上市しています。日本では今期中の臨床試験開始、18/4 期上期中の承認申請を目指し、米国では治験計画届の申請を提出しており、今期中の治験開始、19/4 期中の承認取得を目指しています。
止血材の2016年の市場規模予想は、世界において約30億USドルと見られており、このうち、米国が13.44億US ドル、欧州が10.78億US ドルと世界の需要の大半を占め、両地域における今後のシェア拡大が注目されます。
歯槽骨再建材については、米国で第2 段階目の治験を開始しており、18/4 期中の承認取得を目指し、欧州でのCEマーキング申請を予定しています。
米国における市場規模は年間約2億USドルと試算されており、スリー・ディー・マトリックスの歯槽骨再建材を使えば、感染リスクもなく、安全かつ容易に歯槽骨の再建を行うことが可能となるため、製造販売承認が得られれば売上げの拡大余地は大きいと見られます。
Q.業績についてはいかがでしょうか?
6 月14 日に発表した2016 年4 月期の連結業績は、事業収益が1.41億円、営業損失が18.21億円となりました。欧州における止血材の販売契約が進まなかったこと、並びに、現地代理店を通じた販売活動も遅れ気味となったことが影響しています。
2017 年4 月期の連結業績は、事業収益で前期比286.1% 増の5.47億円、前期18.14億円だった営業損失は18.07億円へと赤字幅の縮小を見込んでいます。
Q.中期経営計画が策定されたそうですね
6月14日に発表した17年4月期から19年4月期までの中期経営計画によると、19年4月 期に事業収益58.66億円、営業利益で23億円を目標数値として掲げています。
これによると、18年4月期には、製品売上高が計画どおり進み、欧州、中国のどちらかで契約締結が成されれば、営業利益も6 期ぶりの黒字に転換することになるとのことです。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送
<TN>
(話し手:フィスコリサーチレポーター 向後 はるみ)
Q.企業の概要からお願いします。
スリー・ディー・マトリックス<7777> は2004 年に設立されたバイオマテリアル(医療用材料)のベンチャー企業です。米マサチューセッツ工科大学において開発された「自己組織化ペプチド技術」を使って外科医療分野の止血材・粘膜隆起材、再生医療分野の歯槽骨再建材・創傷治癒材、その他ではDDS (ドラッグデリバリーシステム) などの医療機器及び医薬品の開発を国内外で進めています。
Q.主要パイプラインの動向と市場規模についてご説明ください
吸収性局所止血材については、欧州では、既に2014 年1 月にCE マークを取得し、15/4 期に上市しています。日本では今期中の臨床試験開始、18/4 期上期中の承認申請を目指し、米国では治験計画届の申請を提出しており、今期中の治験開始、19/4 期中の承認取得を目指しています。
止血材の2016年の市場規模予想は、世界において約30億USドルと見られており、このうち、米国が13.44億US ドル、欧州が10.78億US ドルと世界の需要の大半を占め、両地域における今後のシェア拡大が注目されます。
歯槽骨再建材については、米国で第2 段階目の治験を開始しており、18/4 期中の承認取得を目指し、欧州でのCEマーキング申請を予定しています。
米国における市場規模は年間約2億USドルと試算されており、スリー・ディー・マトリックスの歯槽骨再建材を使えば、感染リスクもなく、安全かつ容易に歯槽骨の再建を行うことが可能となるため、製造販売承認が得られれば売上げの拡大余地は大きいと見られます。
Q.業績についてはいかがでしょうか?
6 月14 日に発表した2016 年4 月期の連結業績は、事業収益が1.41億円、営業損失が18.21億円となりました。欧州における止血材の販売契約が進まなかったこと、並びに、現地代理店を通じた販売活動も遅れ気味となったことが影響しています。
2017 年4 月期の連結業績は、事業収益で前期比286.1% 増の5.47億円、前期18.14億円だった営業損失は18.07億円へと赤字幅の縮小を見込んでいます。
Q.中期経営計画が策定されたそうですね
6月14日に発表した17年4月期から19年4月期までの中期経営計画によると、19年4月 期に事業収益58.66億円、営業利益で23億円を目標数値として掲げています。
これによると、18年4月期には、製品売上高が計画どおり進み、欧州、中国のどちらかで契約締結が成されれば、営業利益も6 期ぶりの黒字に転換することになるとのことです。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送
<TN>