冨士ダイス---今期は増収増益を計画、海外売上の拡大や成長分野への注力などで持続的な成長を目指す。
[16/07/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
冨士ダイス<6167>は超硬合金製の耐磨耗工具(ダイスやプラグなど)や金型の専業メーカー。耐磨耗工具では国内出荷額シェア30.4%(2016期3月期実績)のトップメーカーである。高度な粉末冶金技術と加工技術に強み。様々なオーダーに対して柔軟に対応できる一貫生産体制と、全国をカバーする直販ネットワークを構築しており、自動車業界や鉄鋼業界など、幅広い業種に製品を提供している。自己資本率が73.5%(2016年3月末)と高く、強固な財務体質も特色の1つ。
2017年3月期は売上高が前期比3.2%増の165.71億円、営業利益が同12.8%増の10.86億円を計画。鉄鋼メーカー向け一部工具は厳しいものの、環境対策車および次世代自動車用の部品成形用金型や半導体素材の成形工具などの伸長を見込む。また、主力製品の1つである飲料缶の成形金型なども堅調に推移する見通しだ。
今後は、1)業務の効率化による収益率の向上、2)海外売上の拡大、3)航空機や次世代自動車などの成長分野への注力、4)人材育成・活用、などに取り組むことで持続的な成長を目指す考え。また、成長加速に向け、超硬以外の素材開発や機械・工具メーカーとのタイアップ、M&Aなども視野に入れていく方針である。なお、株主還元については配当性向50%がメド。同社は現在、東証2部市場に上場しているが、早期に東証1部指定を目指すとしている。
<TN>
2017年3月期は売上高が前期比3.2%増の165.71億円、営業利益が同12.8%増の10.86億円を計画。鉄鋼メーカー向け一部工具は厳しいものの、環境対策車および次世代自動車用の部品成形用金型や半導体素材の成形工具などの伸長を見込む。また、主力製品の1つである飲料缶の成形金型なども堅調に推移する見通しだ。
今後は、1)業務の効率化による収益率の向上、2)海外売上の拡大、3)航空機や次世代自動車などの成長分野への注力、4)人材育成・活用、などに取り組むことで持続的な成長を目指す考え。また、成長加速に向け、超硬以外の素材開発や機械・工具メーカーとのタイアップ、M&Aなども視野に入れていく方針である。なお、株主還元については配当性向50%がメド。同社は現在、東証2部市場に上場しているが、早期に東証1部指定を目指すとしている。
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