ユニリタ<3800>---進行中の中期経営計画では売上高100億円、ROE14%を目指す
[16/08/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』8月15日放送において、ユニリタ<3800>を取り上げている。主な内容は以下の通り。
(話し手:フィスコリサーチレポーター 向後 はるみ)
Q.まずは企業の概要からお願いします。
ユニリタ<3800> は、金融や製造を始め、幅広い業種向けに基幹業務システムの運用管理を行うパッケージソフトウェアの開発、販売、サービスを主力としています。独自のノウハウを生かした運用コンサルティングや人材育成等の周辺業務のほか、運用代行サービスも手掛けています。また、前期(2016 年3月期) からは、データ活用によるソリューション提供にも注力しています。
2015年4月に連結子会社のビーコン インフォメーション テクノロジーを吸収合併するとともに、社名を「(株) ビーエスピー(BSP)」から「(株) ユニリタ」に変更しました。
Q.事業の詳細についてもご説明ください。
事業セグメントは、「データ活用事業」、「システム運用事業」、「メインフレーム事業」「その他事業」の4 本柱となっており、現状においては、営業利益のほとんどが金融機関や大手企業を中心としたメインフレーム向けの製品を取り扱う「メインフレーム事業」によるもので、創業以来の主力事業であり、安定収益源となっています。
システム運用及びメインフレームといった主力事業におけるユニリタの製品はコンピュータの規模やメーカー等の制約を受けることなく、システムのスムーズな運用を可能としている点は強みです。
Q.業績についてはいかがでしょうか?
8月4日に発表した、2017年3月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比2.1%増の16.55億円、営業利益が前年同期比57.1%増の3.12億円の着地となりました。
17年3月期通期については、売上高が前期比13.9%増の82億円、営業利益が前期比16.2%増の17.8億円、経常利益が前期比13.7%増の18億円、当期純利益が前期比11.6%減の12.75億円とする期初計画を据え置いています。
Q.中期経営計画が進行中だそうですね。
ユニリタは、前期(2016 年3 月期) より3ヶ年の「第2 次中期経営計画」を推進していいます。数値目標としては、最終年度の2018年3月期に、3 年間の平均成長率12.8%となる、売上高100億円、経常利益24億円(経常利益率24%)、ROE14% を目指しています。
Q.ユニリタを取り巻く業界の環境についても教えてください。
IT専門調査会社の調査によれば、2015年の国内ソフトウェア市場は、前年比4.0%増。2016年は前年比4.4%増と予測しているようです。2015年〜2020年の年間平均成長率は4.2%、2020年には3.2兆円張に達すると予測しています。
その内、同社のコア領域である「システム管理ソフトウェア」市場も好調。従来のメインフレームを中心としたものからオープン系システムへの移行が進むとともに、クラウドコンピューティングの活用が増加するなど、仮想化されたシステム環境に対する監視や構成管理の効率化、運用プロセスの自動化/最適化への需要の増加が市場の伸びをけん引しています。
主要なプレイヤーは、日立製作所<6501> や富士通<6702>、NEC<6701> などの国内メーカー系ベンダーを中心として、外資系のIBM、HPなどが上位を占めています。
ただし、メインフレームに限定すれば同社が高いシェアを占めており、上場会社の中で、唯一のIT システム運用に特化したソフトベンダーです。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送
<TN>
(話し手:フィスコリサーチレポーター 向後 はるみ)
Q.まずは企業の概要からお願いします。
ユニリタ<3800> は、金融や製造を始め、幅広い業種向けに基幹業務システムの運用管理を行うパッケージソフトウェアの開発、販売、サービスを主力としています。独自のノウハウを生かした運用コンサルティングや人材育成等の周辺業務のほか、運用代行サービスも手掛けています。また、前期(2016 年3月期) からは、データ活用によるソリューション提供にも注力しています。
2015年4月に連結子会社のビーコン インフォメーション テクノロジーを吸収合併するとともに、社名を「(株) ビーエスピー(BSP)」から「(株) ユニリタ」に変更しました。
Q.事業の詳細についてもご説明ください。
事業セグメントは、「データ活用事業」、「システム運用事業」、「メインフレーム事業」「その他事業」の4 本柱となっており、現状においては、営業利益のほとんどが金融機関や大手企業を中心としたメインフレーム向けの製品を取り扱う「メインフレーム事業」によるもので、創業以来の主力事業であり、安定収益源となっています。
システム運用及びメインフレームといった主力事業におけるユニリタの製品はコンピュータの規模やメーカー等の制約を受けることなく、システムのスムーズな運用を可能としている点は強みです。
Q.業績についてはいかがでしょうか?
8月4日に発表した、2017年3月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比2.1%増の16.55億円、営業利益が前年同期比57.1%増の3.12億円の着地となりました。
17年3月期通期については、売上高が前期比13.9%増の82億円、営業利益が前期比16.2%増の17.8億円、経常利益が前期比13.7%増の18億円、当期純利益が前期比11.6%減の12.75億円とする期初計画を据え置いています。
Q.中期経営計画が進行中だそうですね。
ユニリタは、前期(2016 年3 月期) より3ヶ年の「第2 次中期経営計画」を推進していいます。数値目標としては、最終年度の2018年3月期に、3 年間の平均成長率12.8%となる、売上高100億円、経常利益24億円(経常利益率24%)、ROE14% を目指しています。
Q.ユニリタを取り巻く業界の環境についても教えてください。
IT専門調査会社の調査によれば、2015年の国内ソフトウェア市場は、前年比4.0%増。2016年は前年比4.4%増と予測しているようです。2015年〜2020年の年間平均成長率は4.2%、2020年には3.2兆円張に達すると予測しています。
その内、同社のコア領域である「システム管理ソフトウェア」市場も好調。従来のメインフレームを中心としたものからオープン系システムへの移行が進むとともに、クラウドコンピューティングの活用が増加するなど、仮想化されたシステム環境に対する監視や構成管理の効率化、運用プロセスの自動化/最適化への需要の増加が市場の伸びをけん引しています。
主要なプレイヤーは、日立製作所<6501> や富士通<6702>、NEC<6701> などの国内メーカー系ベンダーを中心として、外資系のIBM、HPなどが上位を占めています。
ただし、メインフレームに限定すれば同社が高いシェアを占めており、上場会社の中で、唯一のIT システム運用に特化したソフトベンダーです。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送
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