注目銘柄ダイジェスト(前場):富士通、SUMCO、沖電線など
[16/08/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
日本マイクロ<6871>:1305円(前日比+85円)
大幅反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断「オーバーウェイト」を継続で、目標株価を1400円から1450円に引き上げている。今9月期営業利益は従来の42億円から45億円に引き上げ、DRAM以外の半導体デバイス向けのプローブカード・テスタ売上高予想を引き上げているもよう。コンセンサスを約20%上回る水準となっている。
沖電線<5815>:234円(前日比+11円)
急反発。政府では2020年の東京五輪に向けて「無電柱化」を進めると報じられている。方向性は織り込まれているものの、あらためて関連銘柄にはテーマ物色の流れも向かう格好に。同社や昭和電線など電線株が買い先行の動きとなっている。なお、政投銀は最大5000億円の融資枠を設けて、低金利で長期の資金貸出などを行っていくもよう。
SUMCO<3436>:871円(前日比+54円)
大幅続伸。シリコンウェハー世界6位のGlobalWafersが同4位のSunEdisonを買収すると前日に伝わっている。大手メーカーの減少に伴って、業界全体で今後のシリコンウエハの需給バランス改善や市況上昇などが期待される状況となっているもよう。業界2番手の同社にもメリット享受期待が先行するほか、一段の再編思惑なども高まる方向となってきている。
富士通<6702>:508.6円(前日比+40円)
大幅反発。JPモルガン証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も390円から680円に引き上げている。ビジネスモデル変革費用の行方の不透明感が株価の上値を抑えてきたが、ハードウェア事業のコスト削減進展に伴い、こうした変革費用の動向が市場を大きく落胆させるとは考え難いと指摘。収益性悪化が想定より限定的として業績予想も上方修正へ。
アライドアーキ<6081>:2325円(前日比+105円)
一時2510円まで急伸。16年4月より微博(Weibo)及び微信(WeChat)上のインフルエンサーを活用した広告配信サービス「WEIQ(ウェイキュー)」の日本における正規販売契約を結ぶ中国のIMS社と、中国市場に向けた販売強化のため新たに独占販売契約を締結したと発表している。IMS社は、中国最大のSNS・Weiboの運営会社である新浪公司(Sina Corporation)が出資する、Weibo公式のSNSマーケティング専門会社。
ロゼッタ<6182>:3725円(前日比+200円)
急反発。19年2月期に、自社開発した翻訳ソフト販売の営業利益を1.6億円と16年2月期実績の2.3倍に増やす方針だと一部メディアで報じられている。日系企業の海外進出増に伴い翻訳需要は増えており、人間より早く安く翻訳できる利点を活かして新たな収益源に育成するという。同社は「中長期ビジョン」のなかで、業績ベースラインとして19年2月期の営業利益を前期比80%増の3.89億円としている。
AWSーHD<3937>:6520円(前日比+1000円)
ストップ高。1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は9月30日。投資単位当たりの金額を引き下げることにより、株式の流動性向上と投資家層の更なる拡大を図ることを目的としている。株価は前日に25日線を割り込んでいたが、本日は株式分割を材料視した買いが先行し急反発している。
キャリア<6198>:2914円(前日比+500円)
ストップ高。16年9月期末に初配及び株主優待を実施すると発表している。期末配当は1株当たり15.00円。株主優待は9月30日時点で同社株式を100株(1単元)以上保有する株主を対象とし、健康食品関連ギフト(5000円相当)を贈呈する。
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