東亜ディーケーケー---中国向けに環境用水質計が好調、2019年3月期に経常利益16億円目指す。
[16/08/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
東亜ディーケーケー<6848>は総合計測機器メーカー。水・大気・ガス・医療分野などの計測技術に優れる。営業から開発・生産・サービスに至るまでの自社一貫体制に特色。米国HACH(ハック)社と業務・資本提携し、国際ビジネスを展開している。
7月29日に発表した2017年3月期第1四半期(2016年4〜6月期)決算は売上高が前年同期比1.0%減の29.70億円、経常利益が同10.8%減の1.21億円で着地した。海外では中国向けに環境用水質計などが好調だった一方、国内は前期にあった上下水道用分析計の大型案件の反動などで低迷。不動産賃貸で解約が発生したことも収益を圧迫した。しかし、今後も中国向け環境水質計の需要が継続する見通し。新製品による科学分析機器の回復も期待できるため、通期の会社計画は期初公表値を据え置いた。なお、2017年3月期通期では売上高が前期比1.2%増の145億円、経常利益が同8.3%減の13億円を見込んでいる。
同社は2017年3月期から3カ年の新中期経営計画をスタート。計画最終年度の2019年3月期に売上高160億円、経常利益16億円、海外売上高比率20%以上(2016年3月期は11.9%)を目指す。達成に向けて、水・大気・ガスに医療を加えた4本柱に経営資源を集中。一方で製品の統廃合も行い、選択と集中を進める考え。また、海外では中国を中心に、東南アジア、中東にも注力。良質な代理店や特約店と関係を築き、海外での売上拡大を図る計画だ。
<TN>
7月29日に発表した2017年3月期第1四半期(2016年4〜6月期)決算は売上高が前年同期比1.0%減の29.70億円、経常利益が同10.8%減の1.21億円で着地した。海外では中国向けに環境用水質計などが好調だった一方、国内は前期にあった上下水道用分析計の大型案件の反動などで低迷。不動産賃貸で解約が発生したことも収益を圧迫した。しかし、今後も中国向け環境水質計の需要が継続する見通し。新製品による科学分析機器の回復も期待できるため、通期の会社計画は期初公表値を据え置いた。なお、2017年3月期通期では売上高が前期比1.2%増の145億円、経常利益が同8.3%減の13億円を見込んでいる。
同社は2017年3月期から3カ年の新中期経営計画をスタート。計画最終年度の2019年3月期に売上高160億円、経常利益16億円、海外売上高比率20%以上(2016年3月期は11.9%)を目指す。達成に向けて、水・大気・ガスに医療を加えた4本柱に経営資源を集中。一方で製品の統廃合も行い、選択と集中を進める考え。また、海外では中国を中心に、東南アジア、中東にも注力。良質な代理店や特約店と関係を築き、海外での売上拡大を図る計画だ。
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