ナガイレーベ Research Memo(1):16/8期3Qは増収営業増益となりほぼ想定内の結果
[16/08/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ナガイレーベン<7447>は国内シェア60%超を持つ医療白衣のトップメーカーである。発表された2016年8月期第3四半期(2015年9月−2016年5月)の連結業績は、売上高が前年同期比2.8%増の12,879百万円、営業利益が同1.5%増の3,896百万円、経常利益が同5.1%減の3,896百万円であるが、これは前期に為替差益が237百万円計上され、今期は円高による為替差損が40百万円発生したためである。親会社株主に帰属する四半期純利益が同0.6%減の2,563百万円となった。なお、第3四半期の予想は発表していないが、売上高、各利益ともに期初計画を上回った。業界環境や市場構造などに大きな変化はなく、ほぼ想定内の結果であったと言える。
進行中の2016年8月期の通期連結業績は、売上高が前期比2.2%増の16,500百万円、営業利益が同0.0%増の4,814百万円、経常利益が同4.3%減の4,869百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.3%増の3,237百万円と予想されている。業界の環境などに大きな変化はなく、最大の繁忙期である第3四半期の結果がほぼ予想どおりであったことなどから、この予想が達成される可能性は高い。
同社は2018年8月期に売上高17,500百万円、営業利益5,300百万円を目標とする中期経営計画を発表しているが、この目標は変わっていない。海外生産の拡大や利幅の大きい高機能性商品の強化を通じ、この目標達成を図る考えだ。
同社は株主還元にも前向きである。前期(2015年8月期)には通常の年間配当50円に加え、創業100周年の記念配当50円、公開買付けによる100万株(1,500百万円)の自社株買いを実施、この結果、前期の総還元性向(単体ベース)は153.8%に達したが、今期も年間配当50円、配当性向(同)50%以上を公約しており、株主還元に対する同社の姿勢は評価に値するだろう。
■Check Point
・ほぼ全国をカバーしているが西日本や海外市場のシェア拡大の可能性
・ずれ込んでいた大型の更新需要を確実に取り込み増収
・高機能性・高付加価値商品の開発を積極的に進める
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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進行中の2016年8月期の通期連結業績は、売上高が前期比2.2%増の16,500百万円、営業利益が同0.0%増の4,814百万円、経常利益が同4.3%減の4,869百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.3%増の3,237百万円と予想されている。業界の環境などに大きな変化はなく、最大の繁忙期である第3四半期の結果がほぼ予想どおりであったことなどから、この予想が達成される可能性は高い。
同社は2018年8月期に売上高17,500百万円、営業利益5,300百万円を目標とする中期経営計画を発表しているが、この目標は変わっていない。海外生産の拡大や利幅の大きい高機能性商品の強化を通じ、この目標達成を図る考えだ。
同社は株主還元にも前向きである。前期(2015年8月期)には通常の年間配当50円に加え、創業100周年の記念配当50円、公開買付けによる100万株(1,500百万円)の自社株買いを実施、この結果、前期の総還元性向(単体ベース)は153.8%に達したが、今期も年間配当50円、配当性向(同)50%以上を公約しており、株主還元に対する同社の姿勢は評価に値するだろう。
■Check Point
・ほぼ全国をカバーしているが西日本や海外市場のシェア拡大の可能性
・ずれ込んでいた大型の更新需要を確実に取り込み増収
・高機能性・高付加価値商品の開発を積極的に進める
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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