サイバネット Research Memo(8):自己資本比率は高水準を維持、営業利益率は前倒し受注の影響で10%台へ上昇
[16/08/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
(4)財務状態とキャッシュ・フローの状況
サイバネットシステム<4312>の2016年12月期第2四半期末における総資産は19,716百万円となり前期末比830百万円増加した。内訳を見ると、流動資産は現金及び預金、売上債権、有価証券などが増加したことにより前期末に比べ1,182百万円増加した。対照的に、固定資産は主にのれんが減少したことにより前期末に比べ351百万円減少した。
負債合計は前期末比964百万円増の6,290百万円となった。買掛金や未払法人税等が増加したことなどにより流動負債が同927百万円増加したことに加えて、固定負債も退職給付にかかる負債の増加等で同36百万円増加したことによる。一方、純資産は同133百万円減の13,426百万円となった。業績拡大により利益剰余金が同286百万円増加したものの、為替換算調整勘定が同356百万円減少したためだ。
キャッシュ・フローの状況について見ると、第2四半期末の現金及び現金同等物残高は前期末に比べ1,763百万円増加し6,846百万円となった。営業キャッシュ・フローは1,399百万円のプラスとなった。これは主に、売上債権の増加394百万円等による減少要因があったものの、税金等調整前四半期純利益の計上875百万円、のれん償却額170百万円、仕入債務の増加574百万円等があったことによる。投資キャッシュ・フローは、定期預金の預入による支出341百万円等のマイナス要因を有価証券の償還による収入300百万円と定期預金の払戻による収入384百万円等でカバーし、78百万円の収入を確保した。一方、財務キャッシュ・フローは配当金の支払217百万円により217百万円の支出となった。
経営指標を見ると、健全性を表す自己資本比率は円高による為替換算勘定の減少により若干低下したものの、67.8%と高水準を維持。一方、収益性を表す営業利益率はカナダ子会社が利益率の高い大型案件を前倒しで受注した影響により10.1%へ上昇する格好となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )
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(4)財務状態とキャッシュ・フローの状況
サイバネットシステム<4312>の2016年12月期第2四半期末における総資産は19,716百万円となり前期末比830百万円増加した。内訳を見ると、流動資産は現金及び預金、売上債権、有価証券などが増加したことにより前期末に比べ1,182百万円増加した。対照的に、固定資産は主にのれんが減少したことにより前期末に比べ351百万円減少した。
負債合計は前期末比964百万円増の6,290百万円となった。買掛金や未払法人税等が増加したことなどにより流動負債が同927百万円増加したことに加えて、固定負債も退職給付にかかる負債の増加等で同36百万円増加したことによる。一方、純資産は同133百万円減の13,426百万円となった。業績拡大により利益剰余金が同286百万円増加したものの、為替換算調整勘定が同356百万円減少したためだ。
キャッシュ・フローの状況について見ると、第2四半期末の現金及び現金同等物残高は前期末に比べ1,763百万円増加し6,846百万円となった。営業キャッシュ・フローは1,399百万円のプラスとなった。これは主に、売上債権の増加394百万円等による減少要因があったものの、税金等調整前四半期純利益の計上875百万円、のれん償却額170百万円、仕入債務の増加574百万円等があったことによる。投資キャッシュ・フローは、定期預金の預入による支出341百万円等のマイナス要因を有価証券の償還による収入300百万円と定期預金の払戻による収入384百万円等でカバーし、78百万円の収入を確保した。一方、財務キャッシュ・フローは配当金の支払217百万円により217百万円の支出となった。
経営指標を見ると、健全性を表す自己資本比率は円高による為替換算勘定の減少により若干低下したものの、67.8%と高水準を維持。一方、収益性を表す営業利益率はカナダ子会社が利益率の高い大型案件を前倒しで受注した影響により10.1%へ上昇する格好となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )
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