アドベンチャー Research Memo(10):2017年6月期は増収増益を見込む、世界展開の布石にも取り組む考え
[16/09/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■決算動向
(2) 2017年6月期の業績予想
2017年6月期の業績予想についてアドベンチャー<6030>は、売上高を前期比30.4%増の3,500百万円、営業利益を同46.4%増の420百万円、経常利益を同44.9%増の400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同63.4%増の240百万円と引き続き増収増益を見込んでいる。
既存事業の成長と新商品の投入が業績の伸びをけん引する想定。また、損益面でも、引き続き広告宣伝費の積極投入のほか、システム投資や世界展開に向けた先行費用の拡大を見込んでおり、営業利益率は12%(前期は10.7%)と若干改善する程度にとどまる見通しだ。
なお、今期の活動方針として以下を掲げている。
a)世界展開への布石
提携したグローバルメタサーチ(Skyscanner、KAYAK等)への多言語掲載のほか、スマートフォンアプリの多言語展開を図る。また、多言語によるSEO、SEM対策の強化にも取り組む。
b)スマートフォンアプリへの集中投資
前述の多言語化や広告宣伝費の積極投入などにより、今期末までにスマートフォンアプリのダウンロード数500万、来期末には1,000万へと拡大を図る。
c)認知度拡大に向けた取り組み
動画やタレントを起用し、課題となってきた認知度の上昇を図る。20代女性に人気の高いタレントを起用するとともに、動画広告をYouTube、Facebook、Instagramを中心に配信。若年層やF1層を中心として認知度を拡大し、サイトへの直接訪問を促進する。
d)クロスセルの推進
航空券とのセット販売により、収益性の向上を目指す。特に、旅行保険などに加えて、7月から開始した国内レンタカー予約や子会社が展開するマッサージ・リラクゼーションサロン予約サイト「スグヤク リラク」などが順調に立ち上がっている。海外Wi-Fiルーターのレンタル予約サービスを開始しており、今後も新商品の投入を推進する方針である。
弊社では、足元の状況が前期後半からの勢いを引き継ぎ好調に推移していることや、他社との提携による販路拡大及び新商品の投入による業績寄与、世界展開に向けた布石の進展などを勘案すると、同社の業績予想は固めの水準であるとみている。したがって、各施策の進捗を含め、業績の推移を注意してフォローする必要があるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
<HN>
(2) 2017年6月期の業績予想
2017年6月期の業績予想についてアドベンチャー<6030>は、売上高を前期比30.4%増の3,500百万円、営業利益を同46.4%増の420百万円、経常利益を同44.9%増の400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同63.4%増の240百万円と引き続き増収増益を見込んでいる。
既存事業の成長と新商品の投入が業績の伸びをけん引する想定。また、損益面でも、引き続き広告宣伝費の積極投入のほか、システム投資や世界展開に向けた先行費用の拡大を見込んでおり、営業利益率は12%(前期は10.7%)と若干改善する程度にとどまる見通しだ。
なお、今期の活動方針として以下を掲げている。
a)世界展開への布石
提携したグローバルメタサーチ(Skyscanner、KAYAK等)への多言語掲載のほか、スマートフォンアプリの多言語展開を図る。また、多言語によるSEO、SEM対策の強化にも取り組む。
b)スマートフォンアプリへの集中投資
前述の多言語化や広告宣伝費の積極投入などにより、今期末までにスマートフォンアプリのダウンロード数500万、来期末には1,000万へと拡大を図る。
c)認知度拡大に向けた取り組み
動画やタレントを起用し、課題となってきた認知度の上昇を図る。20代女性に人気の高いタレントを起用するとともに、動画広告をYouTube、Facebook、Instagramを中心に配信。若年層やF1層を中心として認知度を拡大し、サイトへの直接訪問を促進する。
d)クロスセルの推進
航空券とのセット販売により、収益性の向上を目指す。特に、旅行保険などに加えて、7月から開始した国内レンタカー予約や子会社が展開するマッサージ・リラクゼーションサロン予約サイト「スグヤク リラク」などが順調に立ち上がっている。海外Wi-Fiルーターのレンタル予約サービスを開始しており、今後も新商品の投入を推進する方針である。
弊社では、足元の状況が前期後半からの勢いを引き継ぎ好調に推移していることや、他社との提携による販路拡大及び新商品の投入による業績寄与、世界展開に向けた布石の進展などを勘案すると、同社の業績予想は固めの水準であるとみている。したがって、各施策の進捗を含め、業績の推移を注意してフォローする必要があるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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