注目銘柄ダイジェスト(前場):メガバンク、セイコー、T&DHDなど
[16/09/14]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
サイゼリヤ<7581>:2317円(前日比+112円)
大幅続伸。みずほ証券では投資判断を「買い」、目標株価3100円で新規にカバレッジを開始している。トップライン成長に必要な新店舗の展開余地、新店舗展開や業態拡大が可能な潤沢な資金力、デフレ傾向にある外食業界における価格競争力などは、同業他社と比較して優位性があるとの評価。株価下落のきっかけとなった海外事業利益の停滞も、来期は再び増益基調に戻るとみている。
T&DHD<8795>:1227円(前日比+63円)
反発。同社のほか、第一生命、SONYFHなど生保株の強い動きが目立っている。日銀の「総括的な検証」に関する報道が伝わっているが、マイナス金利政策の副作用に目配りし、超長期国債の購入を抑えることを議論などとされている。超長期の金利を引き上げることで、とりわけ、生保の運用環境改善につながるとの期待感が先行しているようだ。
セイコー<8050>:308円(前日比-28円)
急落。前日に業績予想の下方修正を発表、上半期営業利益は80億円の従来予想から28億円に、通期では120億円から50億円にそれぞれ下方修正。円高の影響やウオッチムーブメントの市況悪化、インバウンド需要の変調などが背景に。通期の市場予想は下振れを見込んでいたものの、90億円弱の水準であったため、想定以上の下方修正と捉えられる。なお、配当利回り水準は下支えに。
メガバンク
総じて売り先行のスタートに。日銀が異次元緩和の総括的な検証で、今後の金融緩和の軸にマイナス金利政策の深堀りを据える方針と伝わっている。マイナス金利政策は金融機関の反発もあって総括検証を機に撤廃を予想する声もあったため、ネガティブなインパクトにつながる格好へ。ただ、ADRでは4%程度の株価下落となっていただけに、想定よりも下げは小幅にとどまっている印象がある。
GTS<4584>:2806円(前日比+159円)
急反発。1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は9月30日。投資単位当たりの金額を引き下げることにより、株式の流動性の向上及び投資家層の拡大を図ることを目的としている。株価は朝方に一時2890円まで上昇する場面があった。
ファーマF<2929>:403円(前日比-37円)
急反落。16年7月期決算を発表している。営業損益は0.46億円の赤字となり、9月12日に発表した修正予想どおりで着地した。17年7月期の通期業績については、営業利益が0.50億円の黒字に転換するとの見通しを示している。ただ、市場では17年7月期営業損益は1億円程度の黒字化が見込まれている。市場想定を下回る利益見通しに加え、前日に前期業績の上方修正を受けて急伸した反動もあり、本日は売り優勢の展開となっている。
バーチャレクス<6193>:1039円(前日比+147円)
ストップ高。顧客対応業務支援のためのCRMソフトウェア「inspirX(インスピーリ)」を、オーナーズエージェントに導入すると発表している。オーナーズエージェントでは、クライアントとなる不動産業者と、その管理物件の入居者、さらに物件メンテナンス等を行う外注業者をつなぐ窓口業務を一手に引き受けるコールセンターを運営している。同社は今後、不動産業界においても顧客情報基盤としてinspirXの活用を積極的に推進していくという。
はてな<3930>:1957円(前日比-224円)
5日ぶり大幅反落。16年7月期決算を発表している。営業利益は前期比46.3%増の2.52億円となり、8月10日に発表した修正予想どおりで着地した。17年7月期の通期業績については、営業利益で同0.1%増の2.53億円との見通しを示している。市場では17年7月期営業利益は3.5億円程度に拡大するとの予想も見られただけに、ほぼ横ばいにとどまる会社計画はネガティブ視されているようだ。
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