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■事業概要

ワールドホールディングス<2429>は1993年2月に北九州市にて設立。業務請負業（アウトソーシング）からスタートし、現在では「人材・教育ビジネス」「不動産ビジネス」「情報通信ビジネス」の3つを柱とした事業展開を進めている。2014年7月には持株会社体制に移行し、各ビジネスにおいて、事業拡大に向けてより機動的な経営判断を行える体制を整えた。

「人材・教育ビジネス（人材派遣・業務請負事業）」では、研究開発から設計開発・生産技術、製造、物流、販売、修理と、ものづくりの川上から川下に至るまで、ほぼすべての工程において事業を展開しており、特に製造派遣・請負業務では国内トップクラスの規模を誇っている。

2005年から事業を開始した「情報通信ビジネス（情報通信事業）」では、九州圏における携帯電話のショップ運営事業と法人向け事業（OA機器、LED照明等のリース販売）を展開している。なお、同事業における子会社4社の決算はすべて9月決算となっており、連結業績において3ヶ月ずれて反映される格好となる。例えば、2016年12月期第2四半期（2016年4-6月期）の連結決算には、当該子会社の2016年1-3月期の業績が組み込まれる。

2010年から事業を開始した「不動産ビジネス（不動産事業）」では、デベロッパーとしてマンション及び戸建住宅の住宅分譲などを中心に、リノベーション事業やユニットハウスの製造販売・レンタル事業へと展開している。住宅分譲は首都圏、東北、近畿、九州エリアで、リノベーション事業は2014年12月に子会社化したみくに産業(株)（現（株）ミクニ）を中心に、北九州を地盤に全国展開している。また、（株）ミクニでは建物管理業務などストック型ビジネスも行っている。ユニットハウス事業については2015年8月に子会社化した(株)大町及び(株)ユニテックス（2016年4月に両社を合併し、(株)オオマチワールドに改称）で製造販売及び卸レンタル事業を展開している。

（執筆：フィスコ客員アナリスト　佐藤　譲）



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