ホットリンク Research Memo(1):ソーシャル・ビッグデータを活用したインバウンド消費支援サービスを強化
[16/10/05]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ホットリンク<3680>はTwitterやブログなどソーシャルメディアの投稿データを収集・分析し、企業のマーケティング戦略やリスクマネジメントに利活用するクラウドサービスを中心に展開している。2015年1月に米Effyis,Inc.(以下、Effyis)を子会社化し、ソーシャル・ビッグデータの流通企業として世界トップの地位を確立したほか、2016年6月には中国の大手IT企業であるテンセントと事業提携し、インバウンド消費支援サービスを強化している。2015年より国際会計基準(IFRS)に移行している。
2016年12月期第2四半期累計(2016年1月-6月)の連結業績は売上高が前年同期比6.9%減の1,132百万円、営業損失が582百万円(前年同期は11百万円の黒字)となった。主力事業は堅調に推移したものの、ソーシャル・ビッグデータ販売で契約形態変更の影響や、円高の影響で減収となった。また、利益面で大幅悪化したが、これはEffyisに関するのれんの減損損失593百万円を計上したことが要因となっている。ただ、EBITDA(営業利益+償却費+減損損失)ベースで見れば、前年同期比14.4%増の192百万円と順調に推移している。
2016年12月期の業績は、売上高が前期比4.0%減の2,342百万円、営業損失が645百万円(前期は126百万円の黒字)となる見通し。下期も営業損失が63百万円と残る見通しだが、これはインバウンド消費支援サービスの事業拡大に伴う立ち上げ負担増や本社事務所の移転費用が発生するためで、これら要因を除けば黒字となる見通しだ。なお、下期の為替レートについては1ドル=100円としている。
同社は中期目標として2020年12月期に売上高100億円、海外売上比率80%を掲げている。ソーシャル・ビッグデータを活用したインバウンド消費支援サービスを国内だけでなく、アジア圏へ展開することで成長を加速していく考えだ。
■Check Point
・収益力を示すEBITDAは前年同期比14.4%増と順調な進捗
・インバウンド消費支援サービスの拡大に注目
・世界におけるインバウンド消費支援サービスを新たな成長ドライバーとして位置づけ
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<HN>
2016年12月期第2四半期累計(2016年1月-6月)の連結業績は売上高が前年同期比6.9%減の1,132百万円、営業損失が582百万円(前年同期は11百万円の黒字)となった。主力事業は堅調に推移したものの、ソーシャル・ビッグデータ販売で契約形態変更の影響や、円高の影響で減収となった。また、利益面で大幅悪化したが、これはEffyisに関するのれんの減損損失593百万円を計上したことが要因となっている。ただ、EBITDA(営業利益+償却費+減損損失)ベースで見れば、前年同期比14.4%増の192百万円と順調に推移している。
2016年12月期の業績は、売上高が前期比4.0%減の2,342百万円、営業損失が645百万円(前期は126百万円の黒字)となる見通し。下期も営業損失が63百万円と残る見通しだが、これはインバウンド消費支援サービスの事業拡大に伴う立ち上げ負担増や本社事務所の移転費用が発生するためで、これら要因を除けば黒字となる見通しだ。なお、下期の為替レートについては1ドル=100円としている。
同社は中期目標として2020年12月期に売上高100億円、海外売上比率80%を掲げている。ソーシャル・ビッグデータを活用したインバウンド消費支援サービスを国内だけでなく、アジア圏へ展開することで成長を加速していく考えだ。
■Check Point
・収益力を示すEBITDAは前年同期比14.4%増と順調な進捗
・インバウンド消費支援サービスの拡大に注目
・世界におけるインバウンド消費支援サービスを新たな成長ドライバーとして位置づけ
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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