マーケットE Research Memo(3):アドテクを駆使して潜在的な売り手に対してリユース品の売却機会をアピール
[16/10/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■リユース事業の現況
(1)事業モデル
マーケットエンタープライズ<3135>の既存・主力事業であるリユース事業は、リユース品、すなわち価値ある中古品の買取・販売だ。個人や法人からリユース品(新品も含む)を仕入れ、それらを個人や法人に販売するというものだ。ポイントは“インターネット特化型”、すなわち、仕入れと販売の両面でインターネット取引の仕組みを活用しているという点だ。
リユース事業では、商品の仕入れの重要性が新品を扱うケースに比べて非常に大きい。リユース品は新品のような一括大量仕入れができず、個別の状態が大きく異なるためだ。同社は商品類型ごとに26ジャンルの個別のサイトを開設し、アドテク(インターネット広告におけるテクノロジー)を駆使して、潜在的な売り手に対してリユース品の売却機会や自社の専門性などをアピールし、リユース品を売りたいという消費者のニーズに対して間口を最大限に広げて取り込みを図っている。
次に、コンタクト(買取依頼)してきた売り手に対してはコンタクトセンターが自社の「査定データベース(DB)」に基づいて、買取価格の想定レンジを伝える、事前査定が行われる。この事前査定は、買取依頼のあった商品の品質が同社の基準をクリアするかどうかのスクリーニングと、事前に価格で折り合いをつけることで、商品のやり取りの無駄をなくす役割がある。事前査定に際しては買取方法についても提案し、利用者は出張買取・宅配・店頭買取の3つのチャネルを選択できるようになっている。
同社は、店頭買取及び在庫管理の拠点として、全国8ヶ所(2016年6月現在)にリユースセンターを設けている。買い取られた商品はリユースセンターに集められ、単一商品ごとの単品個体管理システムで管理され、販売へと回されることになる。
販売は、自社サイト「ReRe」やAmazon、ヤフオク、楽天市場など複数のEC(eコマース)のマーケットプレイスにおいて販売されることになる。同社は在庫連動システムを構築しており、これにより、基本的に1点モノであるリユース品を複数のチャネルで販売することが可能となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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(1)事業モデル
マーケットエンタープライズ<3135>の既存・主力事業であるリユース事業は、リユース品、すなわち価値ある中古品の買取・販売だ。個人や法人からリユース品(新品も含む)を仕入れ、それらを個人や法人に販売するというものだ。ポイントは“インターネット特化型”、すなわち、仕入れと販売の両面でインターネット取引の仕組みを活用しているという点だ。
リユース事業では、商品の仕入れの重要性が新品を扱うケースに比べて非常に大きい。リユース品は新品のような一括大量仕入れができず、個別の状態が大きく異なるためだ。同社は商品類型ごとに26ジャンルの個別のサイトを開設し、アドテク(インターネット広告におけるテクノロジー)を駆使して、潜在的な売り手に対してリユース品の売却機会や自社の専門性などをアピールし、リユース品を売りたいという消費者のニーズに対して間口を最大限に広げて取り込みを図っている。
次に、コンタクト(買取依頼)してきた売り手に対してはコンタクトセンターが自社の「査定データベース(DB)」に基づいて、買取価格の想定レンジを伝える、事前査定が行われる。この事前査定は、買取依頼のあった商品の品質が同社の基準をクリアするかどうかのスクリーニングと、事前に価格で折り合いをつけることで、商品のやり取りの無駄をなくす役割がある。事前査定に際しては買取方法についても提案し、利用者は出張買取・宅配・店頭買取の3つのチャネルを選択できるようになっている。
同社は、店頭買取及び在庫管理の拠点として、全国8ヶ所(2016年6月現在)にリユースセンターを設けている。買い取られた商品はリユースセンターに集められ、単一商品ごとの単品個体管理システムで管理され、販売へと回されることになる。
販売は、自社サイト「ReRe」やAmazon、ヤフオク、楽天市場など複数のEC(eコマース)のマーケットプレイスにおいて販売されることになる。同社は在庫連動システムを構築しており、これにより、基本的に1点モノであるリユース品を複数のチャネルで販売することが可能となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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