注目銘柄ダイジェスト(前場):タカラバイオ、神栄、安川電機など
[16/10/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
新日鐵住金<5401> 2082.5 -10
さえない。SMBC日興証券では投資判断を「1」から「2」へ格下げ、目標株価も2400円から2200円に引き下げている。目先は、マージン悪化から会社計画の未達懸念が大きいうえ、主力の鉄鋼事業の収益悪化により、資産売却益がなければ減配の可能性も出てくるとみているもよう。今期経常利益は会社計画1300億円、市場予想1500億円レベルなどを下回る820億円と予想。
旭ダイヤ<6140> 748 -133
急落。前日に発表した業績予想の下方修正が嫌気されている。上半期営業利益は16.5億円から15億円に、通期では42.3億円から19.4億円に減額修正。配当金も年間28円から14円に引き下げている。円高の影響や電着ダイヤモンドワイヤの需要の落ち込みなどが下方修正の背景に。とりわけ、下半期の業績悪化見通しを受けて先行きへの不透明感が強まる状況となっている。
タカラバイオ<4974> 1537 +38
大幅続伸。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は7.4億円から13.8億円、前年同期比倍増の水準に上方修正している。利益率の高い研究用試薬などが堅調に推移したほか、研究開発費や促進費などの減少、円高の影響などがプラスに寄与した。第1四半期大幅増益から好決算期待は高かったものの、順調な業績拡大の確認が確認されたことで、あらためて評価が高まる形になっている。
神栄<3004> 147 +18
急騰。前日の引け後に上半期の業績予想上方修正を発表している。営業利益は2.5億円の従来予想から4億円に増額、前年同期比では3.1倍の水準となる。第1四半期よりもさらに増益率が拡大しており、ポジティブに捉えられている。業績上方修正の主因としては、中国向け空気清浄機用途のホコリセンサの受注が好調であったことなどが上げられているようだ。
安川電機<6506> 1640 +41
買い優勢。前日に主力企業の中では先陣を切って上半期決算を発表している。営業利益は138億円で前年同期比27%減益、従来予想の110億円は上回る着地となっている。通期予想は売上高のみ下方修正だが、営業利益は280億円を据え置いている。上半期の市場予想は115億円程度であったと見られ、実績は想定以上の着地に。短期的な業績悪化に対する過度な警戒感は後退する格好にも。
ユビテック<6662>:568円(前日比+80円)
一時ストップ高。10月26日から28日に行われるIoT(モノのインターネット)展に、ホシデン<6804>に協力して出展すると発表している。ビーコンによる位置検知システム、MEDiTAG(リストバンドTAG)による位置検知・健康監視、OBD(自動車の自己診断機能)端末とMEDiTAGによる車両動態管理とドライバーの健康チェックなど、最新のセンサ搭載IoT関連システムを出展する。
テリロジー<3356>:357円(前日比+72円)
一時ストップ高。米Tempered Networks, Inc.との国内独占販売契約の締結、並びにカナダWedge Networks Inc.との国内販売代理店契約の締結を発表している。Tempered Networksの既存ネットワークから隔離・隠蔽するステルスネットワークを実現する製品や、Wedge Networksのサービス事業者向けクラウドUTMプラットフォームと法人向けAI(人工知能)搭載の独自技術による統合セキュリティアプライアンスを販売開始する。
SOSEI<4565>:16920円(前日比+330円)
急反発。野村證券がレーティング「Buy」、目標株価21200円でカバレッジを開始している。15年に買収した英Heptares社は独自の創薬技術を強みに3社にパイプラインを導出していると指摘。提携品目の開発フェーズ進展が今後のカタリストとみている。更なる株主価値拡大へ向け、新規パイプライン追加の加速を期待しているという。
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