アイル Research Memo(5):顧客企業数、受注高、ストック型商材受注高は増加基調、リピート率も高水準
[16/10/25]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■アイル<3854>の事業内容と特徴・強み
システムソリューション事業の受注高(単体ベース)は2016年7月期に前期比5.2%増の5,795百万円となった。パートナー戦略や「CROSS-OVERシナジー」戦略が深耕し、2011年7月期の2,895百万円との比較で見れば5年間で約2倍に伸長した。大型物件の受注も増加している。
顧客企業数(取引のあるすべての顧客社数、単体ベース)は、2016年7月期末時点で前期末比9.5%増の6,642社となった。2011年7月期末時点における4,095社との比較で見れば、5年間で約1.6倍に伸長した。また2016年7月期末時点でユーザーリピート率(既存顧客の再契約率)は、業界平均を大幅に上回る98.0%に達している。前期末の97.9%との比較でも上昇した。
ストック型商材については、2016年7月期の売上高(単体ベース)が前期比16.5%増の2,415百万円となった。2012年7月期の1,240百万円と比較すれば、4年間で約2倍に伸長している。また全社売上高に占めるストック型商材の割合は2016年7月期で30.6%となり、前期の29.5%に対して1.1ポイント上昇した。ASP型サービスの複数ネットショップ一元管理ソフト「CROSS MALL」やECサイト・実店舗ポイント・顧客一元管理ソフト「CROSS POINT」などの販売が好調に推移している。
なお2016年7月期のシステム新規獲得件数(同社の基幹システムまたはWebシステムを新規導入した顧客社数、単体ベース)は458件だった。前期の538件との比較では80件減少したが、2011年7月期の239件と比較すれば、約1.9倍の水準である。そして1件当たりの受注金額が増加傾向である。
小売業のオムニチャネル戦略でも優位性
近年の小売業においてはリアル店舗とWeb店舗を融合して、あらゆるチャネル(販路、顧客接点)から顧客が同じように商品を購買できる環境・流通経路を実現する「オムニチャネル」戦略が注目されている。
同社は創業時から「リアルとWebの融合」を事業化し、一朝一夕では実現できない事業ノウハウ・事例を蓄積しているため、小売業における「オムニチャネル」戦略化の進展に対しても、他社にはまねできない優位性を確立していると言えるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
<HK>
システムソリューション事業の受注高(単体ベース)は2016年7月期に前期比5.2%増の5,795百万円となった。パートナー戦略や「CROSS-OVERシナジー」戦略が深耕し、2011年7月期の2,895百万円との比較で見れば5年間で約2倍に伸長した。大型物件の受注も増加している。
顧客企業数(取引のあるすべての顧客社数、単体ベース)は、2016年7月期末時点で前期末比9.5%増の6,642社となった。2011年7月期末時点における4,095社との比較で見れば、5年間で約1.6倍に伸長した。また2016年7月期末時点でユーザーリピート率(既存顧客の再契約率)は、業界平均を大幅に上回る98.0%に達している。前期末の97.9%との比較でも上昇した。
ストック型商材については、2016年7月期の売上高(単体ベース)が前期比16.5%増の2,415百万円となった。2012年7月期の1,240百万円と比較すれば、4年間で約2倍に伸長している。また全社売上高に占めるストック型商材の割合は2016年7月期で30.6%となり、前期の29.5%に対して1.1ポイント上昇した。ASP型サービスの複数ネットショップ一元管理ソフト「CROSS MALL」やECサイト・実店舗ポイント・顧客一元管理ソフト「CROSS POINT」などの販売が好調に推移している。
なお2016年7月期のシステム新規獲得件数(同社の基幹システムまたはWebシステムを新規導入した顧客社数、単体ベース)は458件だった。前期の538件との比較では80件減少したが、2011年7月期の239件と比較すれば、約1.9倍の水準である。そして1件当たりの受注金額が増加傾向である。
小売業のオムニチャネル戦略でも優位性
近年の小売業においてはリアル店舗とWeb店舗を融合して、あらゆるチャネル(販路、顧客接点)から顧客が同じように商品を購買できる環境・流通経路を実現する「オムニチャネル」戦略が注目されている。
同社は創業時から「リアルとWebの融合」を事業化し、一朝一夕では実現できない事業ノウハウ・事例を蓄積しているため、小売業における「オムニチャネル」戦略化の進展に対しても、他社にはまねできない優位性を確立していると言えるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
<HK>