シノケングループ---好調な3Q業績受け通期業績見通しを上方修正、新たな中期業績見通しを策定
[16/11/11]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
シノケングループ<8909>の2016年12月期第3四半期累計期間(1月-9月)の連結業績は、売上高が前年同期比37.1%増加の572.96億円、営業利益が同48.0%増加の81.54億円、経常利益が同40.4%増加の75.51億円、四半期純利益が同43.0%増加の50.81億円となった。主力事業であるフロービジネス(アパート販売、マンション販売、ゼネコン事業)の全ての事業において好調であったことや、ストックビジネス(不動産賃貸管理、金融・保証関連、介護関連、その他の事業)についても業績が順調に推移したことで売上高及び各利益ともに計画以上の実績を上げた。また、第3四半期累計期間の業績として、過去最高の売上高及び各利益を達成するとともに、前期(2015年12月期)の通期業績を上回る結果となった。
フロービジネス(アパート販売、マンション販売)の引渡実績及び受注残/契約残については、前年同期と比べ大幅な受注/契約増となり、第3四半期累計期間で過去最高の販売実績となった。フロービジネスにおける事業別の販売実績では、アパート販売事業の引渡が前年同期比47.7%増加の359棟、受注残が同99.0%増加の613棟、合計が同76.4%増加の972棟となった。また、マンション販売事業の引渡が同19.7%増加の527戸、契約残が同28.6%減少の65戸、合計が11.4%増加の592戸となった。特に注目すべきはアパート販売事業については、引渡の棟数が伸びた一方で、受注残の積み上げが大きく進んだことだ。
好調な業績推移を受けて同社は2016年12月期の通期連結業績を上方修正した。売上高が前回発表予想に対する増減率11.1%増の800億円、営業利益が同33.3%増加の100億円、経常利益が同33.8%増加の95億円、当期純利益が同30.2%増加の62.50億円と修正している。
また、同社は新たな中期業績見通し(2017年12月期〜2019年12月期)を策定した。最終年度の2019年12月期には売上高1,250億円、営業利益130億円、経常利益125億円、当期純利益91億円の業績見通しに加え、自己資本比率 40%以上、 並びに、現預金残高が有利子負債を上回る実質無借金経営となる事を見込むとしている。
アパート販売事業の豊富な受注残、ストックビジネス全事業の順調な業績推移を考慮すると、上方修正された通期業績見通し及び新たな中期業績見通しの達成可能性は高いと考えられる。
<TN>
フロービジネス(アパート販売、マンション販売)の引渡実績及び受注残/契約残については、前年同期と比べ大幅な受注/契約増となり、第3四半期累計期間で過去最高の販売実績となった。フロービジネスにおける事業別の販売実績では、アパート販売事業の引渡が前年同期比47.7%増加の359棟、受注残が同99.0%増加の613棟、合計が同76.4%増加の972棟となった。また、マンション販売事業の引渡が同19.7%増加の527戸、契約残が同28.6%減少の65戸、合計が11.4%増加の592戸となった。特に注目すべきはアパート販売事業については、引渡の棟数が伸びた一方で、受注残の積み上げが大きく進んだことだ。
好調な業績推移を受けて同社は2016年12月期の通期連結業績を上方修正した。売上高が前回発表予想に対する増減率11.1%増の800億円、営業利益が同33.3%増加の100億円、経常利益が同33.8%増加の95億円、当期純利益が同30.2%増加の62.50億円と修正している。
また、同社は新たな中期業績見通し(2017年12月期〜2019年12月期)を策定した。最終年度の2019年12月期には売上高1,250億円、営業利益130億円、経常利益125億円、当期純利益91億円の業績見通しに加え、自己資本比率 40%以上、 並びに、現預金残高が有利子負債を上回る実質無借金経営となる事を見込むとしている。
アパート販売事業の豊富な受注残、ストックビジネス全事業の順調な業績推移を考慮すると、上方修正された通期業績見通し及び新たな中期業績見通しの達成可能性は高いと考えられる。
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