システムインテ Research Memo(9):配当方針は業績連動型、配当性向は30%が基準
[16/11/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■財務状況と株主還元策について
(1)システムインテグレータ<3826>の財務状況
2016年8月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比45百万円増加の2,992百万円となった。このうち流動資産では、現預金が237百万円減少した一方で、売上債権が105百万円、仕掛品が77百万円、その他流動資産が78百万円それぞれ増加した。また、固定資産では、ソフトウェアが46百万円増加した。
一方、負債は前期末比129百万円増加の1,846百万円となった。受注損失引当金が194百万円増加し、有利子負債が20百万円、未払法人税等が29百万円それぞれ減少した。また、純資産は前期末比83百万円減少の1,145百万円となった。四半期純利益を41百万円計上したが、配当金の支払い121百万円が減少要因となった。
経営指標を見ると、自己資本比率は38.3%と前期末比で3.4ポイント低下した。受注損失引当金の増加が要因となっているが、今後は収益が回復に向かうことで自己資本比率も上昇に転じるものと予想される。
(2)株主還元策
同社は企業価値の向上を図るため、株主還元にも積極的に取り組んでいる。配当方針は業績連動型とし、配当性向30%を基準としている。2017年2月期は業績を下方修正したことに伴い、1株当たり配当金も期初計画の20.0円から8.0円(配当性向30.3%)に減額した。ただ、今後業績が拡大していけば、連動して増配が見込めることになる。
また、同社は中長期的に株式を保有する安定株主作りを目的として、株主優待制度も導入している。対象となる株主は毎年2月末及び8月末現在の株主名簿に同一株主番号で記載があり、100株以上保有する株主となる。優待内容は、減農薬減化学肥料で栽培された新潟産の新米コシヒカリとなる。100株以上2,000株未満で2kg、2,000株以上8,000株未満で5kg、8,000株以上で10kgのコシヒカリを毎年秋の収穫後に発送する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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(1)システムインテグレータ<3826>の財務状況
2016年8月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比45百万円増加の2,992百万円となった。このうち流動資産では、現預金が237百万円減少した一方で、売上債権が105百万円、仕掛品が77百万円、その他流動資産が78百万円それぞれ増加した。また、固定資産では、ソフトウェアが46百万円増加した。
一方、負債は前期末比129百万円増加の1,846百万円となった。受注損失引当金が194百万円増加し、有利子負債が20百万円、未払法人税等が29百万円それぞれ減少した。また、純資産は前期末比83百万円減少の1,145百万円となった。四半期純利益を41百万円計上したが、配当金の支払い121百万円が減少要因となった。
経営指標を見ると、自己資本比率は38.3%と前期末比で3.4ポイント低下した。受注損失引当金の増加が要因となっているが、今後は収益が回復に向かうことで自己資本比率も上昇に転じるものと予想される。
(2)株主還元策
同社は企業価値の向上を図るため、株主還元にも積極的に取り組んでいる。配当方針は業績連動型とし、配当性向30%を基準としている。2017年2月期は業績を下方修正したことに伴い、1株当たり配当金も期初計画の20.0円から8.0円(配当性向30.3%)に減額した。ただ、今後業績が拡大していけば、連動して増配が見込めることになる。
また、同社は中長期的に株式を保有する安定株主作りを目的として、株主優待制度も導入している。対象となる株主は毎年2月末及び8月末現在の株主名簿に同一株主番号で記載があり、100株以上保有する株主となる。優待内容は、減農薬減化学肥料で栽培された新潟産の新米コシヒカリとなる。100株以上2,000株未満で2kg、2,000株以上8,000株未満で5kg、8,000株以上で10kgのコシヒカリを毎年秋の収穫後に発送する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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