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注目銘柄ダイジェスト(前場):富士通、みずほFG、東京電力など

注目トピックス 日本株


東京電力HD<9501> 516 +59
大幅続伸。政府が交付国債による無利子融資枠を現在の9兆円から14兆円程度に引き上げる方針を固めたと報じられている。賠償及び除染費の拡大に対応するもよう。政府支援による財務不安の低下が買い材料視される格好に。また、広域連携を目指し、送電事業で他社と提携を検討とも伝わっている。発送電の効率化による収益向上期待なども期待視される。

みずほFG<8411> 217.9 +1.6
メガバンクは本日も買い先行の展開に。金融支援期待を背景にモンテパスキが10%の急伸となるなど、欧州銀行株が大きく上昇、金融システム不安の一段の後退を映して、国内メガバンクにも安心感が一段と強まる形に。また、同社は日本IBMと組み、仮想通貨「みずほマネー」を開発したと報じられている。フィンテック分野の一段の拡大期待なども先行する格好に。

NTN<6472> 493 +12
大幅続伸。クレディ・スイス証券が、レーティングを「Neutral」から「OUTPERFORM」へ格上げ、目標株価をを350円から550円に引き上げたことを材料視。懸念されていた特別損失のリスクは11月1日の下方修正で出尽くしと判断。利益率の高い産業機械向け軸受需要の底打ち及び回復期待、米国EV向け等速ジョイント案件の成長期待などを背景に、業績は今期を底に急回復すると判断したもよう。

富士通<6702> 713.9 +40.5
大幅続伸。18年3月期の営業利益は最大2000億円と今期予想比で約7割増になるとの業績観測を材料視。IoTやAIの広がりを背景とした、活発なIT投資が原動力となる他、システム開発など利幅の取りやすいサービスの強化、また、非中核事業の売却や欧州人員削減による採算改善効果も大きいとされている。市場予想は1600億円強と見込まれており、想定を大きく上回る見通しがポジティブインパクトに。

日本一S<3851>:795円(買い気配)
ストップ高買い気配。ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)子会社のフォワードワークスとの協業により、スマートフォン向けアプリを制作すると発表している。今回アプリ制作するのは、同社より発売しているシミュレーションRPGシリーズ「魔界戦記ディスガイア」と、新作タイトルの「夜廻」となる。

ドリコム<3793>:1399円(前日比+254円)
一時ストップ高。ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)子会社のフォワードワークスと共同で、スマートフォン向けゲームアプリ「みんゴル」の制作を進めていると公表した。プレイステーション向けゴルフゲームシリーズ「みんなのGOLF」をスマートフォン向けにリニューアルする。フォワードワークスより17年春に配信予定という。

DDS<3782>:382円(前日比+80円)
ストップ高。同社のオンライン認証ソリューション「magatama(マガタマ)」プラットフォームが日本ヒューレット・パッカード(HP)の提供するFIDO(次世代オンライン認証規格)認証基盤構築サービスに採用されたと発表している。両社は既に「magatama」プラットフォームを利用したFIDO認証基盤構築サービスを大手企業から共同受注しており、これを機に協力して日本市場におけるFIDO認証基盤の普及を推進していくという。


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