ティア Research Memo(6):店舗数拡大により業界平均を上回る成長で、5年連続の最高業績更新
[16/12/14]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■決算動向
(1) 2016年9月期の業績概要
ティア<2485>の2016年9月期の業績は、売上高が前期比3.8%増の10,594百万円、営業利益が同1.6%増の1,094百万円、経常利益が同4.8%増の1,072百万円、当期純利益が同9.2%増の712百万円となり、5期連続で過去最高業績を更新した。また、会社計画比では葬儀件数や葬儀単価が若干下回り、売上高は1.9%下回ったものの、経費コントロールなど販管費の抑制によって利益面ではそれぞれ計画を若干上回って着地した。
当期の葬儀件数は直営、FC合計で前期比4.8%増の12,395件、うち直営店は同4.9%増の8,413件、直営既存店ベースで横這いとなった。同期間における国内全体の葬儀件数の伸び率は前年同期比1.1%減とやや減少したが、同社は店舗数の拡大によって業界平均を上回る成長を続けている。また、直営既存店ベースの伸び率で見ても直近3期間は業界全体の伸び率を上回って推移しており、ティアブランドに対する評価が着実に向上していることがうかがえる。
売上高については直営の新店稼働により473百万円、FC事業の拡大で58百万円の増収要因となり、既存店の葬儀単価減による減収112百万円をカバーして、前期比389百万円の増収となった。
売上原価率は、取扱商品の見直しと寝台車業務の内製化等を推進したことで、前期比0.8ポイント低下の63.0%となった。また、販管費率は積極的な人財確保に伴う人件費増(約28百万円増)や新基幹システムの稼働に伴う経費増(約65百万円増)等により、同1.1ポイント上昇の26.6%となった。この結果、営業利益率は同0.3ポイント低下したものの、増収効果や原価低減効果によって増益基調を維持した。また、営業外収支は前期に計上した株式交付費用17百万円が無くなったことで若干改善しており、この結果、経常利益率は同0.1ポイント上昇の10.1%となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<YF>
(1) 2016年9月期の業績概要
ティア<2485>の2016年9月期の業績は、売上高が前期比3.8%増の10,594百万円、営業利益が同1.6%増の1,094百万円、経常利益が同4.8%増の1,072百万円、当期純利益が同9.2%増の712百万円となり、5期連続で過去最高業績を更新した。また、会社計画比では葬儀件数や葬儀単価が若干下回り、売上高は1.9%下回ったものの、経費コントロールなど販管費の抑制によって利益面ではそれぞれ計画を若干上回って着地した。
当期の葬儀件数は直営、FC合計で前期比4.8%増の12,395件、うち直営店は同4.9%増の8,413件、直営既存店ベースで横這いとなった。同期間における国内全体の葬儀件数の伸び率は前年同期比1.1%減とやや減少したが、同社は店舗数の拡大によって業界平均を上回る成長を続けている。また、直営既存店ベースの伸び率で見ても直近3期間は業界全体の伸び率を上回って推移しており、ティアブランドに対する評価が着実に向上していることがうかがえる。
売上高については直営の新店稼働により473百万円、FC事業の拡大で58百万円の増収要因となり、既存店の葬儀単価減による減収112百万円をカバーして、前期比389百万円の増収となった。
売上原価率は、取扱商品の見直しと寝台車業務の内製化等を推進したことで、前期比0.8ポイント低下の63.0%となった。また、販管費率は積極的な人財確保に伴う人件費増(約28百万円増)や新基幹システムの稼働に伴う経費増(約65百万円増)等により、同1.1ポイント上昇の26.6%となった。この結果、営業利益率は同0.3ポイント低下したものの、増収効果や原価低減効果によって増益基調を維持した。また、営業外収支は前期に計上した株式交付費用17百万円が無くなったことで若干改善しており、この結果、経常利益率は同0.1ポイント上昇の10.1%となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<YF>