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テクマトリックス Research Memo(1):2017年3期第2四半期も増収増益達成、中期経営計画は順調な進捗

注目トピックス 日本株
テクマトリックス<3762>は情報インフラの構築とアプリケーション・サービスを展開する。同社は10月31日、2017年3月期第2四半期の連結決算を発表した。売上高は10,397百万円で期初計画値をわずかに下回るも前年同期比2.6%増、営業利益は595百万円で前年同期比15.3%増となり、いずれの指標も第2四半期累計としての過去最高値を更新した。2016年3月期からスタートした中期経営年計画「TMX3.0」の目標に対して、初年度の2016年3月期に上振れ達成したのに続き、3ヶ年計画のちょうど折り返し点となる2年目の第2四半期も概ね順調な決算となった。通期予想は年初計画から据え置きとしており、最終的にはさらに上積みして中期経営計画2年目の目標値の達成を狙っている。

情報インフラ構築の情報基盤事業は負荷分散装置の販売が頭打ちになるも、サイバー攻撃対策などのセキュリティ需要の旺盛な伸びによってセキュリティ対策製品やセキュリティ監視サービス、ストレージ製品の好調などで売上高は前年同期比1.6%増、営業利益は同27.0%増であった。

アプリケーション・サービス事業は、売上高については、円高基調による影響で、主要顧客である製造業の予算執行が慎重となったことでソフトウェア品質保証分野が苦戦したのを除けば、各分野で順調に推移し前年同期比4.7%増だった。一方、営業利益は、医療分野での第1四半期の受注遅れにより、売上タイミングが後ずれしたことから計画を下回り前年同期比89.2%減であった。しかしながら、第2四半期で受注を取り戻しつつあり、今後採算面が改善すれば利益面の上積みも十分期待される。

■Check Point
・中期経営計画「TMX3.0」の目標値を順調にクリア、最終目標達成に期待大
・従来のIT産業の労働集約的な請負型ビジネスから脱却し、自らITサービスを創造し、ITサービスを提供する
・17/3期通期予想は据え置きで、売上高が前期比6.6%増、営業利益が同19.4%増の見通し

(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹)



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