カイオム Research Memo(5):創薬基盤技術の強化とパイプラインの拡充に注力
[16/12/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■カイオム・バイオサイエンス<4583>の長期ビジネス戦略
長期的には、創薬支援事業で安定的な収益を獲得しながら、創薬事業を成長ドライバーとして企業価値の拡大を進めていく戦略だ。このため、「戦略的アライアンスの推進による創薬基盤技術の強化」及び「パイプラインの拡充」に今後注力していく方針となっている。
戦略的アライアンスとして、ADLib®システムと他の創薬技術の融合を図ることで、創薬基盤技術を強化し、有望な医薬シーズの獲得を進めていく。同社ではアカデミアや国内製薬企業等との共同研究による創薬開発技術の採用・導入を推進しているほか、2013年12月に創薬バイオベンチャーのリブテックを子会社化し(2015年7月吸収合併)、薬効評価やリード抗体の導出ノウハウを吸収した。また、2015年10月には感染症領域でEBウイルスを用いた完全ヒト抗体の作製・開発実績のあるイーベックに出資し、完全ヒト抗体における開発ノウハウの吸収を進めている。今後もADLib®システムと相補的な技術を持つ企業との提携を進め、従来技術では獲得が極めて困難なファースト・イン・クラス抗体の作製に重点的に取り組み、パイプラインの拡充に取り組んでいく考えだ。また、パイプラインの拡充については有望と思われる他社開発品の導入にも取り組んでいく予定となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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長期的には、創薬支援事業で安定的な収益を獲得しながら、創薬事業を成長ドライバーとして企業価値の拡大を進めていく戦略だ。このため、「戦略的アライアンスの推進による創薬基盤技術の強化」及び「パイプラインの拡充」に今後注力していく方針となっている。
戦略的アライアンスとして、ADLib®システムと他の創薬技術の融合を図ることで、創薬基盤技術を強化し、有望な医薬シーズの獲得を進めていく。同社ではアカデミアや国内製薬企業等との共同研究による創薬開発技術の採用・導入を推進しているほか、2013年12月に創薬バイオベンチャーのリブテックを子会社化し(2015年7月吸収合併)、薬効評価やリード抗体の導出ノウハウを吸収した。また、2015年10月には感染症領域でEBウイルスを用いた完全ヒト抗体の作製・開発実績のあるイーベックに出資し、完全ヒト抗体における開発ノウハウの吸収を進めている。今後もADLib®システムと相補的な技術を持つ企業との提携を進め、従来技術では獲得が極めて困難なファースト・イン・クラス抗体の作製に重点的に取り組み、パイプラインの拡充に取り組んでいく考えだ。また、パイプラインの拡充については有望と思われる他社開発品の導入にも取り組んでいく予定となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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