リアルワールド Research Memo(7):働き方の多様化により、クラウドソーシング市場は大きく成長
[16/12/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業界環境
矢野経済研究所の調査によると、リアルワールド<3691>の主力事業であるクラウドソーシングの市場規模は、2012年度に100億円を超え、2014年度には408億円に成長しており、2018年度には1,820億円に拡大すると予測されている。働き方の多様化が進む一方で、労働力不足の補完やコア業務への集中によりBPO市場が拡大してきたことが背景にある。2009年頃から本格化してきたが、クラウドソーシングという言葉が一般的となったのは、2011年の東日本大震災以降であり、被災地における在宅ワークやテレワークへの需要が高まり、試験的に利用する企業が増えたことが普及を後押しした。
市場の拡大とともに、クラウドソーシングサービスを提供する事業者も増加しており、競合は激化する傾向にある。クラウドソーシングサービスには大きく3つのタイプがある。すなわち、エンジニアやWeb デザイナーなど専門的なスキルをもつワーカーとのマッチングを手掛ける「特化型」、様々なタイプの仕事を取り扱う「総合型」、そして、同社が展開している「マイクロタスク型」である。なかでも、マイクロタスク型は、市場が拡大しているBPOからのリプレースが期待できることから成長余地は大きいとみられている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
<TN>
矢野経済研究所の調査によると、リアルワールド<3691>の主力事業であるクラウドソーシングの市場規模は、2012年度に100億円を超え、2014年度には408億円に成長しており、2018年度には1,820億円に拡大すると予測されている。働き方の多様化が進む一方で、労働力不足の補完やコア業務への集中によりBPO市場が拡大してきたことが背景にある。2009年頃から本格化してきたが、クラウドソーシングという言葉が一般的となったのは、2011年の東日本大震災以降であり、被災地における在宅ワークやテレワークへの需要が高まり、試験的に利用する企業が増えたことが普及を後押しした。
市場の拡大とともに、クラウドソーシングサービスを提供する事業者も増加しており、競合は激化する傾向にある。クラウドソーシングサービスには大きく3つのタイプがある。すなわち、エンジニアやWeb デザイナーなど専門的なスキルをもつワーカーとのマッチングを手掛ける「特化型」、様々なタイプの仕事を取り扱う「総合型」、そして、同社が展開している「マイクロタスク型」である。なかでも、マイクロタスク型は、市場が拡大しているBPOからのリプレースが期待できることから成長余地は大きいとみられている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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