スターティア Research Memo(1):2017年3月期第2四半期は順調な進捗。ARサービス「COCOAR」に注目
[16/12/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
スターティア<3393>は、大手SI企業やネットワーク機器ディーラーなどが入って来ず、一方でIT担当者を専任で配置できない従業員数300人以下の中小企業に対し、ハードからシステム構築、運用、保守まで、IT関連サービスをワンストップで提供している。
2017年3月期第2四半期決算は、売上高4,774百万円、営業損失119百万円と、ほぼ計画線で着地した。売上高は、組織改革や営業体制・手法の変更の影響などで第1四半期がスローな立ち上がりとなって期初計画を若干下回った。しかし利益は費用のコントロールなどが順調にいったこともあって期初計画を上回っての着地となった。
デジタルマーケティング関連事業は、第1四半期に主力商材の電子ブックソフトやARサービス「COCOAR」のパッケージ販売が低迷して出遅れた。しかし第2四半期に入ると巷においてAR技術を利用したスマホゲームのヒットでCOCOARの販売に追い風となった。また、WebアプリケーションではWeb制作案件で大型契約の獲得が進み、受注ベースでは第1四半期の遅れを取り戻す勢いとなった。
ITインフラ関連事業は、第1四半期から売上高、利益ともに計画どおりの進捗となった。「カスタマー1st」のスローガンのもとで、組織や営業体制の改革を進めたことで、前年同期比では減益となったが、想定内に収まった。スターティア光、カウンター、グローバルゲートなどのストック収入が順調に増加して収益のベースを支えた。
同社の業績には強い季節性があり、第1四半期が最も低く、ピークの第4四半期に向けて徐々に収益が拡大するパターンが多い。2017年3月期も第4四半期にかけて収益拡大が加速する計画となっている。デジタルマーケティング関連事業が第2四半期以降、計画線に回復してきているほか、ITインフラ関連事業でも顧客専任制やカスタマー1stの意識の浸透で、着実に計画を進捗させることができると弊社ではみている。
同社が手掛けるARサービス「COCOAR」は、企業が簡単に導入できるサービスとしては、事実上国内唯一という存在だ。同社はCOCOARを2012年12月にリリースしたが現在も技術的進化は続いており、2016年11月末からは新たにGPS機能を追加した「COCOAR Pro」をリリースした。これにより顧客側の使い勝手はさらに向上するとみられ、2018年3月期以降の一段の発展が期待される。
■Check Point
・増収、営業損失となるもほぼ計画どおりの着地
・「スターティア光」が順調な進捗を見せる
・17/3期通期は増収、特別利益の経常で最終増益の見通し
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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2017年3月期第2四半期決算は、売上高4,774百万円、営業損失119百万円と、ほぼ計画線で着地した。売上高は、組織改革や営業体制・手法の変更の影響などで第1四半期がスローな立ち上がりとなって期初計画を若干下回った。しかし利益は費用のコントロールなどが順調にいったこともあって期初計画を上回っての着地となった。
デジタルマーケティング関連事業は、第1四半期に主力商材の電子ブックソフトやARサービス「COCOAR」のパッケージ販売が低迷して出遅れた。しかし第2四半期に入ると巷においてAR技術を利用したスマホゲームのヒットでCOCOARの販売に追い風となった。また、WebアプリケーションではWeb制作案件で大型契約の獲得が進み、受注ベースでは第1四半期の遅れを取り戻す勢いとなった。
ITインフラ関連事業は、第1四半期から売上高、利益ともに計画どおりの進捗となった。「カスタマー1st」のスローガンのもとで、組織や営業体制の改革を進めたことで、前年同期比では減益となったが、想定内に収まった。スターティア光、カウンター、グローバルゲートなどのストック収入が順調に増加して収益のベースを支えた。
同社の業績には強い季節性があり、第1四半期が最も低く、ピークの第4四半期に向けて徐々に収益が拡大するパターンが多い。2017年3月期も第4四半期にかけて収益拡大が加速する計画となっている。デジタルマーケティング関連事業が第2四半期以降、計画線に回復してきているほか、ITインフラ関連事業でも顧客専任制やカスタマー1stの意識の浸透で、着実に計画を進捗させることができると弊社ではみている。
同社が手掛けるARサービス「COCOAR」は、企業が簡単に導入できるサービスとしては、事実上国内唯一という存在だ。同社はCOCOARを2012年12月にリリースしたが現在も技術的進化は続いており、2016年11月末からは新たにGPS機能を追加した「COCOAR Pro」をリリースした。これにより顧客側の使い勝手はさらに向上するとみられ、2018年3月期以降の一段の発展が期待される。
■Check Point
・増収、営業損失となるもほぼ計画どおりの着地
・「スターティア光」が順調な進捗を見せる
・17/3期通期は増収、特別利益の経常で最終増益の見通し
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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