リプロセル---尿中の細胞からiPS細胞を作製する次世代RNAリプログラミングキットの販売開始
[16/12/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
リプロセル<4978>は20日、同社グループのReproCELL USAにて開発した、尿の細胞からiPS細胞を作製する事が出来る試薬製品「StemRNA -NM Reprogramming Kit」の販売を開始した。
同社グループでは、7月より、同製品の次世代RNAリプログラミング技術を用いたiPS細胞作製サービスを開始しているが、同製品の発売により、顧客自身で皮膚や血液の細胞に加えて尿の細胞からもiPS細胞が作製可能となる。
同社によると、次世代RNAリプログラミング技術では、元となる細胞からiPS細胞を作製する過程で細胞内の遺伝子の組み換えが起こらず、かつ、従来のようにウイルスを全く使用しないので、iPS細胞のガン化のリスクを等を大幅に低減できるとのこと。安全性の高いiPS細胞が作製できるため、再生医療に最適な技術としている。さらに、同製品はGMP準拠となっており、ReproCELL USAの培養液「NutriStem」と組み合わせて使用する事で、将来的には再生医療グレードのiPS細胞を作製も可能とのこと。
また、iPS細胞は再生医療だけではなく、病気のメカニズムを解明するための研究にも応用可能だが、疾患によっては患者の細胞がiPS細胞化しにくい事例もある。同製品では従来製品に比べiPS細胞の樹立効率が大幅に改善し、より多くの患者からiPS細胞を作製し、病気に関する研究を進めることが可能としている。
同社は、主な顧客として、国内外のiPS細胞研究機関や製薬企業など、iPS細胞を取り扱っている団体や企業としている。なお、同社によると、今事業年度の業績に与える影響は軽微としている。
<TN>
同社グループでは、7月より、同製品の次世代RNAリプログラミング技術を用いたiPS細胞作製サービスを開始しているが、同製品の発売により、顧客自身で皮膚や血液の細胞に加えて尿の細胞からもiPS細胞が作製可能となる。
同社によると、次世代RNAリプログラミング技術では、元となる細胞からiPS細胞を作製する過程で細胞内の遺伝子の組み換えが起こらず、かつ、従来のようにウイルスを全く使用しないので、iPS細胞のガン化のリスクを等を大幅に低減できるとのこと。安全性の高いiPS細胞が作製できるため、再生医療に最適な技術としている。さらに、同製品はGMP準拠となっており、ReproCELL USAの培養液「NutriStem」と組み合わせて使用する事で、将来的には再生医療グレードのiPS細胞を作製も可能とのこと。
また、iPS細胞は再生医療だけではなく、病気のメカニズムを解明するための研究にも応用可能だが、疾患によっては患者の細胞がiPS細胞化しにくい事例もある。同製品では従来製品に比べiPS細胞の樹立効率が大幅に改善し、より多くの患者からiPS細胞を作製し、病気に関する研究を進めることが可能としている。
同社は、主な顧客として、国内外のiPS細胞研究機関や製薬企業など、iPS細胞を取り扱っている団体や企業としている。なお、同社によると、今事業年度の業績に与える影響は軽微としている。
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