ケンコーマヨ Research Memo(2):サラダ・総菜類とタマゴ類が右肩上がりに増加
[16/12/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
(1)事業内容
ケンコーマヨネーズ<2915>は主に業務用のサラダ・総菜類、マヨネーズ・ドレッシング類、タマゴ加工品などを製造販売する食品メーカーで、子会社では日配品の総菜類の製造販売及び店舗事業などを行っている。
2017年3月期第2四半期累計の商材別売上高構成比(連結)は、サラダ類が全体の43.4%と最も高く、タマゴ類が30.0%、マヨネーズ・ドレッシング類が24.6%と続いている。ここ数年の売上推移を見ると、サラダ・総菜類とタマゴ類が右肩上がりに増加し、マヨネーズ・ドレッシング類が横ばい圏での推移となっている。タマゴ類については、コンビニエンスストア(以下、CVS)向けを中心とした中食市場の拡大により、弁当やパン、サンドイッチ向けにタマゴ加工品の需要が拡大していることに加えて、2014年3月期より静岡富士山工場が稼働し、生産能力が拡大したこと、また同工場での品質が顧客から高く評価され、外食企業等への新規採用が相次いだことが売上高増の要因となっている。
分野(顧客業界)別売上高構成比(連結)で見ると、CVS向けが28.8%、外食向けが27.1%、量販店向けが20.5%と3分野で全体の7割を超えている。ここ数年の構成比の傾向を見ると、CVS向けや量販店向けが上昇傾向となっており、特に2017年3月期第2四半期累計ではCVS向けが外食向けを上回った。単身世帯の増加による「個食化」や核家族化、女性の社会進出などを背景とした家庭内調理の「簡便化」トレンドが続くなかで、中食市場が拡大していることが背景にあると考えられる。
同社の業界における市場シェアを見ると、マヨネーズ・ドレッシング類ではここ数年15%前後で安定して推移し、業界2位の位置をキープしている。業務用にほぼ特化しているため一般消費者にはなじみが薄いものの、業務用分野ではトップメーカーのキユーピーと2社で競い合っており、多くの大手外食企業やホテルチェーン等に納入実績がある。
一方、ロングライフサラダにおいては、業界のパイオニアでもある同社が37%を超えるシェアを持ち、業界トップの地位を維持している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<TN>
(1)事業内容
ケンコーマヨネーズ<2915>は主に業務用のサラダ・総菜類、マヨネーズ・ドレッシング類、タマゴ加工品などを製造販売する食品メーカーで、子会社では日配品の総菜類の製造販売及び店舗事業などを行っている。
2017年3月期第2四半期累計の商材別売上高構成比(連結)は、サラダ類が全体の43.4%と最も高く、タマゴ類が30.0%、マヨネーズ・ドレッシング類が24.6%と続いている。ここ数年の売上推移を見ると、サラダ・総菜類とタマゴ類が右肩上がりに増加し、マヨネーズ・ドレッシング類が横ばい圏での推移となっている。タマゴ類については、コンビニエンスストア(以下、CVS)向けを中心とした中食市場の拡大により、弁当やパン、サンドイッチ向けにタマゴ加工品の需要が拡大していることに加えて、2014年3月期より静岡富士山工場が稼働し、生産能力が拡大したこと、また同工場での品質が顧客から高く評価され、外食企業等への新規採用が相次いだことが売上高増の要因となっている。
分野(顧客業界)別売上高構成比(連結)で見ると、CVS向けが28.8%、外食向けが27.1%、量販店向けが20.5%と3分野で全体の7割を超えている。ここ数年の構成比の傾向を見ると、CVS向けや量販店向けが上昇傾向となっており、特に2017年3月期第2四半期累計ではCVS向けが外食向けを上回った。単身世帯の増加による「個食化」や核家族化、女性の社会進出などを背景とした家庭内調理の「簡便化」トレンドが続くなかで、中食市場が拡大していることが背景にあると考えられる。
同社の業界における市場シェアを見ると、マヨネーズ・ドレッシング類ではここ数年15%前後で安定して推移し、業界2位の位置をキープしている。業務用にほぼ特化しているため一般消費者にはなじみが薄いものの、業務用分野ではトップメーカーのキユーピーと2社で競い合っており、多くの大手外食企業やホテルチェーン等に納入実績がある。
一方、ロングライフサラダにおいては、業界のパイオニアでもある同社が37%を超えるシェアを持ち、業界トップの地位を維持している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<TN>