アイナボHD Research Memo(1):2019年9月期に売上高700億円、営業利益19億円を目指す
[16/12/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
アイナボホールディングス<7539>は、傘下に連結子会社3社、非連結子会社1社を抱える純粋持株会社である。主要事業は、タイルやサイディング等の外壁工事、システムキッチンや各種水周り機器等の住設工事及び建材販売、住設機器販売である。施工と建材・住設機器の卸売を両方行うユニークな企業である。これらの業務を主に中小ゼネコンや工務店向けに行っているが、大手ゼネコンからの工事受注もある。徹底した資金回収管理、工事進捗管理を実行しており、その結果、手元のネットキャッシュ(現金及び預金?借入金)は8,068百万円(2016年9月期末)と豊富でありバランスシートは強固である。
2016年9月期は売上高で60,723百万円(前期比7.8%増)、営業利益で1,659百万円(同4.0%増)、経常利益で1,895百万円(同5.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,151百万円(同2.7%増)となった。売上高は中間期時点の予想を下回ったが、営業利益は予想を達成した。主力事業の戸建住宅事業の売上高が8.4%増と好調であったことが営業増益の主要因。
2017年9月期は売上高で63,700百万円(前期比4.9%増)、営業利益で1,740百万円(同4.8%増)、経常利益で1,890百万円(同0.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益で1,130百万円(同1.8%減)と予想している。大型物件事業は厳しい環境が続くものの、戸建住宅事業の伸びで営業増益を確保する見込みだ。
同社は新たに2019年9月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。グループのシナジーを最大限に生かし、売上高700億円、営業利益19億円、営業利益率2.7%を数値目標としている。株主還元については配当性向30%を目途としているが、今期の配当性向は26.1%であり、来期の配当性向については、26.6%を予想している。
■Check Point
・タイル工事以外にも各種建材・住設機器の卸売も拡大
・2016年9月期は増収増益、新規顧客開拓と大口工務店からの受注獲得に注力
・市場環境変化への対応、グループシナジー、人財の戦略的活用
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<HN>
2016年9月期は売上高で60,723百万円(前期比7.8%増)、営業利益で1,659百万円(同4.0%増)、経常利益で1,895百万円(同5.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,151百万円(同2.7%増)となった。売上高は中間期時点の予想を下回ったが、営業利益は予想を達成した。主力事業の戸建住宅事業の売上高が8.4%増と好調であったことが営業増益の主要因。
2017年9月期は売上高で63,700百万円(前期比4.9%増)、営業利益で1,740百万円(同4.8%増)、経常利益で1,890百万円(同0.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益で1,130百万円(同1.8%減)と予想している。大型物件事業は厳しい環境が続くものの、戸建住宅事業の伸びで営業増益を確保する見込みだ。
同社は新たに2019年9月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。グループのシナジーを最大限に生かし、売上高700億円、営業利益19億円、営業利益率2.7%を数値目標としている。株主還元については配当性向30%を目途としているが、今期の配当性向は26.1%であり、来期の配当性向については、26.6%を予想している。
■Check Point
・タイル工事以外にも各種建材・住設機器の卸売も拡大
・2016年9月期は増収増益、新規顧客開拓と大口工務店からの受注獲得に注力
・市場環境変化への対応、グループシナジー、人財の戦略的活用
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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