注目銘柄ダイジェスト(前場):ソニー、NEC、アエリアなど
[17/01/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
アスクル<2678>:3715円(+200円)
大幅高。17年5月期1月度の単体売上高は、前年同月比8.6%増となった。主力分野のBtoB事業の伸張率は3.9%増、成長分野であるLOHACOの伸張率は42.1%増となった。8ヵ月連続で前年の実績を上回っており、良好な月次業績が材料視されている。また、株価も足元で下落基調が続いていたが、底打ちとの見方も広がっているようだ。
ソニー<6758>:3431円(-71円)
続落。17年3月期第3四半期に映画事業で1121億円の減損損失を計上すると発表したことが嫌気されている。映画分野のうち、DVDソフトなどの販売を手がけるホーム・エンタテインメント事業が苦戦すると判断し、収益見通しを引き下げた。連結純利益は通期計画600億円を下回ると見られているが、同日に保有するエムスリー株の一部売却で、第4四半期に約370億円の譲渡益を計上すると発表しており、通期の最終赤字は回避する見通し。
かどや油<2612>:4920円(+670円)
急伸。17年3月期第3四半期(4-12月期)決算を発表。営業利益は前年同期比120.7%増の29.45億円となり、従来通期計画の25億円を超過したことがポジティブサプライズに。小売店や量販店へのフォローアップが奏功し、ごま油事業、食品ごま事業共に好調。また、原料の払出価格および燃料費の減少等による原価低下が寄与した。加えて、通期計画の上方修正と増配を発表。営業利益を25億円から35億円、年間配当予想を70円から110円としたことも支援材料に。
NEC<6701>:268円(-48円)
急落。17年3月期の通期業績予想の下方修正を発表している。大型案件の期ずれや期待案件の失注などによるパブリック事業の売上減少、パブリック事業やその他の海外事業での採算悪化などを理由に、営業利益は従来予想の1000億円から300億円に修正。市場コンセンサスは会社計画を若干下回る水準であったため、想定以上の下方修正幅がネガティブサプライズにつながる。
ケイブ<3760>:1344円(+37円)
続伸。香港のガンホー・ガマニア社と、同社が日本国内で提供するスマートフォンネイティブゲーム「ゴシックは魔法乙女〜さっさと契約しなさい!〜」の台湾・香港・マカオ展開におけるローカライズや配信、プロモーションを委託するパートナーとしてライセンス契約を締結したと発表している。ガンホー・ガマニア社はガンホー<3765>と台湾の大手ゲームパブリッシング企業グループとのジョイントベンチャー。
Jストリーム<4308>:636円(+67円)
急反発。16年4-12月期(第3四半期累計)決算を発表している。売上高は前年同期比13.9%増の40.16億円、営業利益は同49.1%増の2.37億円と2ケタ増収増益で着地した。医薬系業界を中心としたライブ配信や付随するコンテンツ制作等の案件の需要が堅調となり、その他の業界における受注もおおむね安定して増収基調で推移した。17年3月期の通期業績については、営業利益で前期比1.6%増の3.10億円とする従来予想を据え置いている。
アエリア<3758>:1883円(+160円)
大幅続伸。連結子会社であるリベル・エンタテインメントのスマートフォン向けゲーム「A3!(エースリー)」について、1月30日に80万ダウンロード(DL)を突破したと発表している。27日にiOS/Android両OSで配信開始しており、初日に30万DL、3日間で80万DLがあったという。事前登録期間中にグッズやCD、カラオケ展開といったプロモーションを配信に先駆けて展開することで、早期に認知を高めてきた。
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