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メドレックス---研究開発費が先行も独自の経皮製剤技術で研究開発促進へ

注目トピックス 日本株
メドレックス<4586>は、2月10日、2016年12月期通期決算と2017年12月期の業績予想を発表した。2016年12月期業績(1月〜12月期累計)は、売上高が前期比40.6%減の0.22億円、営業損失が13.42億円(前期9.99億円の損失)、経常損失が13.01億円(同9.90億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失は12.59億円(前期8.78億円の損失)と、減収減益で着地した。同社グループは創薬ベンチャー企業で、主要各パイプラインについては医薬品としての開発を行う先行投資の段階にあり、赤字が継続した格好だ。

同社では、独自の経皮製剤技術を中心とした医薬品製剤技術により、低分子から高分子に至る様々な有効成分の経皮吸収性を飛躍的に向上させ、薬効の極大化、副作用の低減、飲み忘れ防止や経口投与が困難な患者への投与を可能とするなど、新しい付加価値を持った医薬品を開発すること目指している。5つのパイプラインで製品化に向けた開発を進めているが、消炎鎮痛貼付剤においては統計学的な有意差が認められず開発を中止している。しかし、その他のパイプラインにおいては臨床試験を開始するなど開発を継続するほか、後続パイプラインの研究開発及び提携候補先との契約交渉を行うなど、事業の拡大を図る方針だ。

2017年12月期の業績予想は、売上高が0.26億円(前期比20.7%増)、営業損失が14.21億円、経常損失は14.04億円、親会社株主に帰属する当期純損失は13.66億円と予想している。売上については、上市製品の売上等を見込んでいるが、研究開発によるマイルストンや契約一時金などの収入は不確実性が高く、今回の業績予想には織り込んでいない。今後も研究開発費が先行することが想定されるが、同社では開発提携やライセンスアウト等による収益化を図る方針だ。




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