注目銘柄ダイジェスト(前場):東芝、楽天、東レなど
[17/02/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
東芝<6502>:205.2円(+21.5円)
大幅反発。半導体メモリー事業の新会社への出資を検討する企業やファンドに、企業価値を2兆円以上と見積もるように求めたと一部メディアが報じた。3月末としていた株式の売却時期も4月以降に先送りすると。高値での売却が可能と判断したようで、「5割以上の出資」など新たな入札条件を21日までに関係各社に伝えたもよう。前日は買いが続かず、後場にマイナスに転じたが、本日は報道を材料に買い優勢に。
東レ<3402>:1016.5円(+31.3円)
続伸。炭素繊維で自動車市場を開拓するとの報道を材料視。18年稼働を目指し工場を新設(投資額は50億円超)、燃料電池車向けに年10万台規模のシート状電極部材を量産する。炭素繊維製の車両骨格部品の量産についても複数自動車大手と商談中とも。同社炭素繊維は航空機向けが中心であったことから、業界規模の大きい自動車市場への本格進出で期待感が高まる展開。また、みずほ証券の格上げも支援材料に。
楽天<4755>:1126円(+93.5円)
急伸。21日の大引け後に、株式総数1億2000万株(発行済株式総数の8.4%に当たる)、取得価額の総額1000億円を上限とする自社株買いの実施を発表している。取得期間は2月22日から18年2月21日まで。株価は15年高値2395円の半値以下と安値圏で推移していたこともあり、需給インパクトなどが期待される格好。また、同時に小売電気事業者登録を完了し、電力小売事業へ本格参入することも発表していることも支援材料に。
日水<1332>:574円(+12円)
変わらずを挟んで反発。株主優待制度の導入を発表したことが材料視されている。毎年3月31日現在の株主名簿に記載または記録された、500株以上を保有している株主が対象となる。保有株式数が500株以上1000株未満で3000円相当の同社商品、1000株以上で5000円相当の同社商品という内容となっている。また、17年3月期の期末配当予想を1円増額し、3.5円(年間配当は5円から6円に)としたことも支援材料に。
アライドアーキ<6081>:3610円(+80円)
反発。中国の大手インターネット企業であるテンセントが提供する公式DSPサービス「Tencent Tui(テンセント・トゥイ)」において、国内で初めてパートナー契約を締結したと発表している。4月より「Tencent Tui」のプラットフォームを通じた広告運用サービスの提供を開始し、国内の企業・自治体における中国に向けた越境EC施策やインバウンド集客を支援していく。一部メディアにも取り上げられ、材料視されているようだ。
リボミック<4591>:751円(+42円)
急反発。同社が藤本製薬と共同で米国特許庁に出願していた抗NGFアプタマーに関する物質特許について、特許が成立したと発表している。本特許はNGF(神経成長因子)の作用を阻害するアプタマーをカバーする物質特許という。今回の特許登録により、疼痛治療薬として開発中のプロジェクトであるRBM004が、知的財産権面でさらに強固に保護されることとなるとしている。
アエリア<3758>:3465円(+290円)
一時3590円まで上昇し昨年来高値更新。連結子会社であるリベル・エンタテインメントのスマートフォン向けゲーム「A3!(エースリー)」について、2月21日に200万ダウンロード(DL)を突破したと発表している。「A3!」は劇団の主宰兼総監督となり、劇団員たちをキャスティングして青春ストーリーが楽しめる「イケメン役者育成ゲーム」で、1月27日にiOS/Android両OSで配信を開始した。
レントラックス<6045>:805円(+34円)
一時831円まで急伸。中古建設機械等の売買マッチングサイト運営事業を行う子会社GROWTH POWERを設立すると発表している。同社グループは成果報酬型広告サービス事業と検索連動型広告運用代行サービス事業を主な事業としているが、国際社会において需要が一層見込まれる建設機械のインターネットを介した販売仲介事業を開始する。
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