コネクシオ Research Memo(4):2017年3月期第3四半期(累計期間)は収益性改善などにより増益
[17/02/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
1. 2017年3月期第3四半期(累計期間)の業績概要
コネクシオ<9422>の2017年3月期第3四半期累計期間(2016年4月-12月)の業績は、下表のように売上高191,215百万円(前年同期比5.8%減)、営業利益6,823百万円(同9.4%増)、経常利益6,886百万円(同9.1%増)、四半期純利益は4,520百万円(同15.1%増)となった。またこの期間の販売台数は、193.8万台(同6.4%減)であった。
端末販売は、過度な優遇策是正による端末の実質購入価格の上昇を受け、年度当初に大きく落ち込んだものの、第2四半期以降は増加傾向にある。販売台数が減少したことから売上高も減収となったが、価額競争の沈静化と提案型接客の定着により顧客1人当たりの収益性が向上したこと、比較的利益率の高い手数料収入の比率が上昇したことなどから売上総利益は4.4%増となった。また経費面では、販売員の待遇改善や新しいPOSシステムの導入などによる経費増があったが、ほぼ予算内であったことから、営業利益は増益を確保した。
セグメント別の概況は以下のようであった。
(1) コンシューマ事業
コンシューマ事業の売上高は179,248百万円(前年同期比6.1%減)となったが、内訳は商品売上高が135,487百万円(同6.6%減)、手数料収入が43,760百万円(同4.6%減)であった。またセグメントの営業利益は8,131百万円(同13.6%増)となり営業利益率は4.5%(前年同期は3.8%)へ改善した。端末の価格競争の沈静化や顧客1人当たりの収益性改善により利益率が向上した。
(2) 法人事業
法人事業の売上高は11,967百万円(前年同期比1.3%減)となったが、内訳は商品売上高が3,447百万円(同10.9%減)、手数料収入が5,124百万円(同3.2%減)、プリペイドカード情報が3,395百万円(同14.7%増)であった。セグメントの営業利益は1,448百万円(同5.0%減)と前年同期比微減となった。営業利益率は12.1%(前年同期は12.6%)と若干低下した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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1. 2017年3月期第3四半期(累計期間)の業績概要
コネクシオ<9422>の2017年3月期第3四半期累計期間(2016年4月-12月)の業績は、下表のように売上高191,215百万円(前年同期比5.8%減)、営業利益6,823百万円(同9.4%増)、経常利益6,886百万円(同9.1%増)、四半期純利益は4,520百万円(同15.1%増)となった。またこの期間の販売台数は、193.8万台(同6.4%減)であった。
端末販売は、過度な優遇策是正による端末の実質購入価格の上昇を受け、年度当初に大きく落ち込んだものの、第2四半期以降は増加傾向にある。販売台数が減少したことから売上高も減収となったが、価額競争の沈静化と提案型接客の定着により顧客1人当たりの収益性が向上したこと、比較的利益率の高い手数料収入の比率が上昇したことなどから売上総利益は4.4%増となった。また経費面では、販売員の待遇改善や新しいPOSシステムの導入などによる経費増があったが、ほぼ予算内であったことから、営業利益は増益を確保した。
セグメント別の概況は以下のようであった。
(1) コンシューマ事業
コンシューマ事業の売上高は179,248百万円(前年同期比6.1%減)となったが、内訳は商品売上高が135,487百万円(同6.6%減)、手数料収入が43,760百万円(同4.6%減)であった。またセグメントの営業利益は8,131百万円(同13.6%増)となり営業利益率は4.5%(前年同期は3.8%)へ改善した。端末の価格競争の沈静化や顧客1人当たりの収益性改善により利益率が向上した。
(2) 法人事業
法人事業の売上高は11,967百万円(前年同期比1.3%減)となったが、内訳は商品売上高が3,447百万円(同10.9%減)、手数料収入が5,124百万円(同3.2%減)、プリペイドカード情報が3,395百万円(同14.7%増)であった。セグメントの営業利益は1,448百万円(同5.0%減)と前年同期比微減となった。営業利益率は12.1%(前年同期は12.6%)と若干低下した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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