コネクシオ Research Memo(8):中期経営計画目標の営業利益100億円は射程圏内
[17/02/24]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■中長期の展望
1. 中期経営計画目標の営業利益100億円(2018年3月期)が射程圏内に
会社は中期経営計画の定量的目標として2018年3月期に営業利益10,000百万円を掲げている。既に今期(2017年3月期)の営業利益予想が9,210百万円であり、既述のように上方修正される可能性が高いことから、この中期経営計画の目標達成も決して不可能ではなく、十分に射程圏内にあると言えるだろう。
2. 安定した買い替え需要に加え、附帯サービスや法人需要拡大で中期でも成長余力はある
コネクシオ<9422>の主力事業である携帯電話市場全体を考えた場合、国内の総契約件数(回線数)は既に160百万回線に達しており、新規回線の獲得は容易ではないだろう。しかし一方で、端末(筐体)の寿命や新規サービスの登場などによって毎年30〜40百万件の買い替え需要が生じている。このような環境下で、同社のような大手販売代理店は既に全国規模で店舗展開を行っていることから、主力事業である携帯電話販売の伸び率は鈍いものの、買い替え需要を確実に取り込むことで、安定した収益を確保することは可能である。
さらに接客対応の改善や店舗改修等により訪問顧客数を増やし、そこでより付加価値の高いサービスの提案営業を行うことで売上高の増加を図ることも可能だろう。また現在、同社が注力している法人市場においても、より付加価値の高いソリューションやIoT関連、MVNO支援事業などを拡大することで売上増を図ることはできる。主力である携帯電話販売で産み出される潤沢なキャッシュ・フローをこれらの新分野に投入することで、成長余力はあると言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<HN>
1. 中期経営計画目標の営業利益100億円(2018年3月期)が射程圏内に
会社は中期経営計画の定量的目標として2018年3月期に営業利益10,000百万円を掲げている。既に今期(2017年3月期)の営業利益予想が9,210百万円であり、既述のように上方修正される可能性が高いことから、この中期経営計画の目標達成も決して不可能ではなく、十分に射程圏内にあると言えるだろう。
2. 安定した買い替え需要に加え、附帯サービスや法人需要拡大で中期でも成長余力はある
コネクシオ<9422>の主力事業である携帯電話市場全体を考えた場合、国内の総契約件数(回線数)は既に160百万回線に達しており、新規回線の獲得は容易ではないだろう。しかし一方で、端末(筐体)の寿命や新規サービスの登場などによって毎年30〜40百万件の買い替え需要が生じている。このような環境下で、同社のような大手販売代理店は既に全国規模で店舗展開を行っていることから、主力事業である携帯電話販売の伸び率は鈍いものの、買い替え需要を確実に取り込むことで、安定した収益を確保することは可能である。
さらに接客対応の改善や店舗改修等により訪問顧客数を増やし、そこでより付加価値の高いサービスの提案営業を行うことで売上高の増加を図ることも可能だろう。また現在、同社が注力している法人市場においても、より付加価値の高いソリューションやIoT関連、MVNO支援事業などを拡大することで売上増を図ることはできる。主力である携帯電話販売で産み出される潤沢なキャッシュ・フローをこれらの新分野に投入することで、成長余力はあると言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<HN>