シノケンG Research Memo(8):業容拡大で有利子負債膨らむも、財務体質は着実に改善
[17/03/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
3. 財務状況と経営指標
シノケングループ<8909>の2016年12月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比19,815百万円増加の72,273百万円となった。収益が大幅に伸長したことにより現預金が5,844百万円増加したほか、アパート販売の受注拡大に伴いたな卸資産(販売用不動産・不動産事業支出金)が12,728百万円増加したことが主因となっている。なお、アパート販売用不動産の約9割は受注済みの物件で、残り約10%が未受注(アパートローンの否認や、キャンセル発生などによる)となる。ただ、未受注分についても別の投資家に売却するため、たな卸資産評価損が発生する可能性はほとんどない。
一方、負債合計は前期末比13,613百万円増加の53,724百万円となった。アパート販売用の土地取得や建築費用など資金需要に対応するため、有利子負債を長短併せて9,209百万円増加したほか、不動産事業未払金や未払法人税等、その他流動負債等が増加した。また、純資産は親会社株主に帰属する当期純利益の計上を主因として、前期末比6,202百万円増加の18,548百万円となった。
自己資本比率の水準を見ると、2016年12月期末は25.6%となり、前期末比で2.1ポイント上昇した。また、ネットDEレシオ((有利子負債-現預金)÷自己資本)も前期末の1.7倍から1.3倍に低下しており、収益が拡大するなかで財務体質の改善も着実に進んでいると判断される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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3. 財務状況と経営指標
シノケングループ<8909>の2016年12月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比19,815百万円増加の72,273百万円となった。収益が大幅に伸長したことにより現預金が5,844百万円増加したほか、アパート販売の受注拡大に伴いたな卸資産(販売用不動産・不動産事業支出金)が12,728百万円増加したことが主因となっている。なお、アパート販売用不動産の約9割は受注済みの物件で、残り約10%が未受注(アパートローンの否認や、キャンセル発生などによる)となる。ただ、未受注分についても別の投資家に売却するため、たな卸資産評価損が発生する可能性はほとんどない。
一方、負債合計は前期末比13,613百万円増加の53,724百万円となった。アパート販売用の土地取得や建築費用など資金需要に対応するため、有利子負債を長短併せて9,209百万円増加したほか、不動産事業未払金や未払法人税等、その他流動負債等が増加した。また、純資産は親会社株主に帰属する当期純利益の計上を主因として、前期末比6,202百万円増加の18,548百万円となった。
自己資本比率の水準を見ると、2016年12月期末は25.6%となり、前期末比で2.1ポイント上昇した。また、ネットDEレシオ((有利子負債-現預金)÷自己資本)も前期末の1.7倍から1.3倍に低下しており、収益が拡大するなかで財務体質の改善も着実に進んでいると判断される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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