サイオス Research Memo(6):2017年12月期上半期は厳しい見込みだが、通期では増収増益が続く見通し
[17/03/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■今後の見通し
1. 2017年12月期の業績見通し
サイオステクノロジー<3744>の2017年12月期の連結業績は、売上高が前期比4.3%増の12,600百万円、営業利益が同5.4%増の500百万円、経常利益が同23.1%増の480百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同25.7%増の320百万円と連続で過去最高業績を更新する見通しだ。引き続きIT投資の拡大、なかでもクラウドサービス市場の拡大を背景に、「LifeKeeper」やOSS関連商品・サービス等の主力製品が伸長するほか、KPSやPCI等の主要子会社も増収増益で見込んでいる。また、営業外収支の改善が見込まれることから、経常利益ベースでは2桁増益となる。
四半期ベースで見ると2017年12月期第1四半期及び第2四半期は厳しい状況が予想される。2016年12月期第1四半期はPCIの利益が高水準となっていたのに対して、マイナス金利が導入されたことで、金融機関の設備投資意欲が減退していることが影響している。ただ、地方銀行の再編統合に伴う需要開拓等により、2017年12月期通期では増収増益となる見込みだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<HN>
1. 2017年12月期の業績見通し
サイオステクノロジー<3744>の2017年12月期の連結業績は、売上高が前期比4.3%増の12,600百万円、営業利益が同5.4%増の500百万円、経常利益が同23.1%増の480百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同25.7%増の320百万円と連続で過去最高業績を更新する見通しだ。引き続きIT投資の拡大、なかでもクラウドサービス市場の拡大を背景に、「LifeKeeper」やOSS関連商品・サービス等の主力製品が伸長するほか、KPSやPCI等の主要子会社も増収増益で見込んでいる。また、営業外収支の改善が見込まれることから、経常利益ベースでは2桁増益となる。
四半期ベースで見ると2017年12月期第1四半期及び第2四半期は厳しい状況が予想される。2016年12月期第1四半期はPCIの利益が高水準となっていたのに対して、マイナス金利が導入されたことで、金融機関の設備投資意欲が減退していることが影響している。ただ、地方銀行の再編統合に伴う需要開拓等により、2017年12月期通期では増収増益となる見込みだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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