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オンコリスバイ Research Memo(9):治験費用を調達するため第3者割当新株予約権を発行

注目トピックス 日本株
■業績動向

2. 財務状況と経営指標
オンコリスバイオファーマ<4588>の2016年12月期の財務状況を見ると、総資産は前期末比865百万円減少の3,140百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では現預金が1,041百万円減少した。固定資産では減損損失の計上により有形固定資産が46百万円、無形固定資産が4百万円減少し、いずれも帳簿価格はゼロとなっている。一方で、投資有価証券が103百万円、関係会社株式が10百万円増加した。

負債合計は前期末比18百万円増加の522百万円となった。有利子負債は33百万円減少したが、未払金が45百万円、未払法人税等が14百万円増加した。また、純資産は当期純損失の計上により前期末比884百万円減少の2,617百万円となった。

経営指標を見ると、自己資本比率が82.7%、有利子負債比率が11.6%といずれも前期末よりは若干悪化した。ネットキャッシュ(現預金-有利子負債)で見れば前期末比1,007百万円減少の2,200百万円となっており、ここ数期間の損失計上により手元キャッシュの減少傾向が続いている。2017年12月期の業績見通しでは研究開発費の増加を主因に1,400百万円の営業損失を見込んでいるため、資金調達が必要となっている。

このため、同社では2016年12月に第3者割当による新株予約権を発行(下限行使価額は669円)した。すべて行使されれば発行株式数は184万株増加(希薄化率19.9%)することになる。調達資金のうち1,635百万円をテロメライシンの治験費用(2019年12月まで)に充て、残額は治験で使用するテロメライシンの製造費用に充当する予定だ。2017年2月末時点で23万株の行使があり、210百万円を調達している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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