コスモ・バイオ Research Memo(9):市場全体は伸び悩みだが再生医療関連の市場拡大期待
[17/03/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■コスモ・バイオ<3386>の今後の見通し
2. 事業環境
ライフサイエンス研究用試薬の市場規模は推定1,000億円程度で推移している。大学・公的研究機関及び企業におけるライフサイエンスの基礎研究分野の研究開発費は横ばい傾向が続いている。
2017年度政府予算案のうち、バイオテクノロジー関連予算は前年度予算比1.7%増の約2,560億円である。そのうちAMED(日本医療研究開発機構)対象の予算は2016年度と同額の1,263億円である。2017年度科研費の予算は2016年度比11億円(0.4%)増加の2,284億円である。削減が続いていた国立大学法人運営費交付金は2016年度比25億円(0.2%)増の1兆970億円である。
ただし、メディカルやライフサイエンスをキーワードとして再生医療等の新規事業に取り組む化学・素材関連等からの異業種参入企業数が増加傾向であり、大手製薬企業やバイオ企業による有望ベンチャー等へのM&A活動の活発化も予想される。また、今後は再生医療関連の研究開発が製品化に向けた応用段階にシフトするため、再生医療関連の市場拡大が期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
<TN>
2. 事業環境
ライフサイエンス研究用試薬の市場規模は推定1,000億円程度で推移している。大学・公的研究機関及び企業におけるライフサイエンスの基礎研究分野の研究開発費は横ばい傾向が続いている。
2017年度政府予算案のうち、バイオテクノロジー関連予算は前年度予算比1.7%増の約2,560億円である。そのうちAMED(日本医療研究開発機構)対象の予算は2016年度と同額の1,263億円である。2017年度科研費の予算は2016年度比11億円(0.4%)増加の2,284億円である。削減が続いていた国立大学法人運営費交付金は2016年度比25億円(0.2%)増の1兆970億円である。
ただし、メディカルやライフサイエンスをキーワードとして再生医療等の新規事業に取り組む化学・素材関連等からの異業種参入企業数が増加傾向であり、大手製薬企業やバイオ企業による有望ベンチャー等へのM&A活動の活発化も予想される。また、今後は再生医療関連の研究開発が製品化に向けた応用段階にシフトするため、再生医療関連の市場拡大が期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
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