サイバリンクス Research Memo(6):経営資源を効率的に集中投下
[17/03/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■経営基本戦略
経営資源を効率的に集中投下しているのがサイバーリンクス<3683>の特徴であり、強みとも言える。
1. 市場選択戦略:No.1戦略
同社は、市場選択戦略としてNo.1戦略を採用している。No.1戦略とは、業種や地域をセグメントし、そこでNo.1になれることに経営資本を集中投下することを指す。同社の場合、ITクラウド事業に参入するに当たり、これまでの業務で得た知見が生かせる食品流通に特化、成功を収めている。また、官公庁クラウド分野などは和歌山県下の受注を注力、基盤を築いてから全国展開するとしている。
2. 安定化戦略:定常収入重視
第2に安定化戦略として、定常収入を重視していることが特徴である。情報処理料や保守等、継続的に得られる収入を獲得することを経営の中心に置いている。この戦略の推進により、定常収入比率は、2015年12月期には37.8%(定常収入額は35.1億円)だったものが、2016年12月期に40.4%(同37.5億円)まで上昇しており、これが同社の収益安定化に貢献した。
3. 全員経営戦略:サイバーセル経営
同社は経営陣だけでなく、従業員についても経営を意識した活動を行うように、サイバーセル経営としてセル時間当たり収益=(売上高?経費)/時間を導入している。この指標は、従業員に売上げを上げ、経費を下げ、時間効率を上げることを意識し行動させる効用がある。
(執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら)
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経営資源を効率的に集中投下しているのがサイバーリンクス<3683>の特徴であり、強みとも言える。
1. 市場選択戦略:No.1戦略
同社は、市場選択戦略としてNo.1戦略を採用している。No.1戦略とは、業種や地域をセグメントし、そこでNo.1になれることに経営資本を集中投下することを指す。同社の場合、ITクラウド事業に参入するに当たり、これまでの業務で得た知見が生かせる食品流通に特化、成功を収めている。また、官公庁クラウド分野などは和歌山県下の受注を注力、基盤を築いてから全国展開するとしている。
2. 安定化戦略:定常収入重視
第2に安定化戦略として、定常収入を重視していることが特徴である。情報処理料や保守等、継続的に得られる収入を獲得することを経営の中心に置いている。この戦略の推進により、定常収入比率は、2015年12月期には37.8%(定常収入額は35.1億円)だったものが、2016年12月期に40.4%(同37.5億円)まで上昇しており、これが同社の収益安定化に貢献した。
3. 全員経営戦略:サイバーセル経営
同社は経営陣だけでなく、従業員についても経営を意識した活動を行うように、サイバーセル経営としてセル時間当たり収益=(売上高?経費)/時間を導入している。この指標は、従業員に売上げを上げ、経費を下げ、時間効率を上げることを意識し行動させる効用がある。
(執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら)
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