【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家R:大負けした時のメンタルケア
[17/04/11]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家R氏(ブログ「デイトレードで毎日を給料日にしよう♪」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2017年4月7日17時に執筆
こんにちは。今回は少々予定を変更して、大負けや大失敗をしてしまった時、また今後どうしていいかもわからなくなってしまった時のメンタルケアについて書いていきます。
あくまでこのレポートは勝てずに苦しい思いをしている人向けに作成しております。ご了承下さい。また、今回に関してはルールを設定する行為を否定するものではありません。ルールを設定しても守れない人のための対処法です。
■メンタルケアについて書くきっかけ
ご存知のとおり4月に入ってからは株価の大幅な下落が続き、大変な相場になっています。
日経平均は年初来安値を更新、マザーズ指数は昨年末よりは上ですが、個別で見ると新興市場銘柄は壊滅的と言ってもいいほどです。そこで急きょ内容を変更して執筆させていただきました。私とて例外でなく、この荒波相場に心を折られています。それでも一晩寝ればまた株と向き合わなければなりません。
きちんとしたメンタルケアができないまま翌営業日を迎えてしまうと、前日以上の大きな負けになってしまったり、右往左往してチャンスにしり込みしてしまったりとロクなことがありません。そこで大負けしてしまった時、どのように過ごすかを考えてみたいと思います。
■敗因をきちんと考える
「あー、負けちゃった」「なんでこんなところで買ったんだろう」「この相場じゃ仕方ないかなぁ」ではダメです。「なんでこんなところで買ったんだろう」と思ったのなら、その理由を思い出して下さい。仕方ないと思ったのなら、なぜ仕方ないのかを考えて下さい。
自分の理論に基づいて売買したのに負けたのか、それとも自分で勘違いして勝手に転んでしまったのか。きちんと分析しましょう。この問い掛け、実は自己暗示に近いものがあります。もし、いつもと違うことをして勝手に転んだのなら、翌日やるべきは「いつもどおりのやり方」になりますね。
では、自分の理論に基づいて売買したのに負けたのならどうでしょう。これは「仕方ない」につながります。以前のレポートにもあるように、負けで一番怖いのは、翌日に同じことができなくなることです。「仕方なかった」と納得することで落ち着いて翌日「いつもどおりのやり方」ができるようになります。
つまりどんな理由であれ「いつもどおりのやり方」という答えに行く着くことになります。こういうイレギュラーな相場では本当にどうしようもないこともあります。しかしイレギュラーはイレギュラーなのです。いつまでも続きません。大事なのは調子がいい時より、悪い時にどう耐えるかです。そのためにはまず精神を「いつもどおり」にすることです。
■私が4月負けた時の具体的対処
私も4月は初日、2日目と連敗しました。今年に入って3回しか負けていなかったのに、いきなり2連敗です。1日目は敗因を考えたところ、特にやり方に問題がないと思いました。そこで「仕方なかった」となり、翌日頑張る気持ちになりました。
しかし、2日目待っていたのは、まさかの連敗でした。しかも前日よりも多い額の負けです。心は揺れました。冷静に冷静に敗因を考えました。やはりやり方に問題はなかったように思えました。しかし、そうなると今度は違った問題が浮上します。
「いつもどおりのやり方」ができているのに、2連敗。つまり自分の理論が通用しない相場になっているのかもしれない、という問題です。それは相場が自分を拒絶しているということになります。今回私はそれが悔しくて悔しくて眠れないほどでした。
株は仕事と考えているため、いつもはあまり意気込んだりしませんが、今回ばかりは「やり返す」という気持ちを強く持ち、もう一度「いつもどおり」に徹しました。そこで2連敗を取り返す勝ちを得ることができました。その翌日また苦しむこととなりましたが、負けた日の過ごし方としては合格だったと思います。
■イレギュラーな時ほどいつもどおりを
前述のように、イレギュラー相場が長く続くことはありません。大切なのはロットを落とすなどして、守ることです。慌ててしまうと自分のキャパ以上の株数を抱えてしまうことになったり、本当に生きた心地がしないようになってしまいます。
そしてそうなればなるほど、どんどんいつもどおりからかけ離れていってしまいます。通常相場で「いつもどおり」やって連敗するのなら、手法や取り組み方に問題があるかもしれません。しかし、今回のようにイレギュラー相場であれば、そこを気にするよりも、株に対する嫌悪感などのネガティブ要素を排除することに努めることが最も重要になるかと思います。
いかがだったでしょうか。1年を通してみると、今回のように大変な思いをさせられる相場はやはり数回遭遇することとなります。昨年もEU問題、米選挙等ありましたね。デイトレードで利益を出そうと決めた以上、精神的に苦しむ日があるのは半ば仕方ないことです。
大事なのはどんなに苦しかろうが、それを翌日に持ち越さないことです。私が持ち越しを絶対にしないのは、そういう理由もあります。
今回はここまでですが、私の個人ブログは「デイトレードで毎日を給料日」と検索すると出てきます。そこでは株で勝つための考え方をもっと詳しく書いてありますので是非ご覧になって下さい。また、連敗した時の心理的な描写も書いてあります。
次回は当初の予定に戻り、デイトレードで毎日を給料日にする手法を生かすトレード環境作りについて書こうと思います。楽しみにしていて下さい。
あくまで私個人が勝てるようになった経緯に基づいた個人的な意見になります。参考になるという方もいれば、参考にならない方もいらっしゃると思います。
どんな人にも面白いと思ってもらえるような記事作りに励んでいきたいと思いますのでよろしくお願いします。
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執筆者名:R
ブログ名:デイトレードで毎日を給料日にしよう♪
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※2017年4月7日17時に執筆
こんにちは。今回は少々予定を変更して、大負けや大失敗をしてしまった時、また今後どうしていいかもわからなくなってしまった時のメンタルケアについて書いていきます。
あくまでこのレポートは勝てずに苦しい思いをしている人向けに作成しております。ご了承下さい。また、今回に関してはルールを設定する行為を否定するものではありません。ルールを設定しても守れない人のための対処法です。
■メンタルケアについて書くきっかけ
ご存知のとおり4月に入ってからは株価の大幅な下落が続き、大変な相場になっています。
日経平均は年初来安値を更新、マザーズ指数は昨年末よりは上ですが、個別で見ると新興市場銘柄は壊滅的と言ってもいいほどです。そこで急きょ内容を変更して執筆させていただきました。私とて例外でなく、この荒波相場に心を折られています。それでも一晩寝ればまた株と向き合わなければなりません。
きちんとしたメンタルケアができないまま翌営業日を迎えてしまうと、前日以上の大きな負けになってしまったり、右往左往してチャンスにしり込みしてしまったりとロクなことがありません。そこで大負けしてしまった時、どのように過ごすかを考えてみたいと思います。
■敗因をきちんと考える
「あー、負けちゃった」「なんでこんなところで買ったんだろう」「この相場じゃ仕方ないかなぁ」ではダメです。「なんでこんなところで買ったんだろう」と思ったのなら、その理由を思い出して下さい。仕方ないと思ったのなら、なぜ仕方ないのかを考えて下さい。
自分の理論に基づいて売買したのに負けたのか、それとも自分で勘違いして勝手に転んでしまったのか。きちんと分析しましょう。この問い掛け、実は自己暗示に近いものがあります。もし、いつもと違うことをして勝手に転んだのなら、翌日やるべきは「いつもどおりのやり方」になりますね。
では、自分の理論に基づいて売買したのに負けたのならどうでしょう。これは「仕方ない」につながります。以前のレポートにもあるように、負けで一番怖いのは、翌日に同じことができなくなることです。「仕方なかった」と納得することで落ち着いて翌日「いつもどおりのやり方」ができるようになります。
つまりどんな理由であれ「いつもどおりのやり方」という答えに行く着くことになります。こういうイレギュラーな相場では本当にどうしようもないこともあります。しかしイレギュラーはイレギュラーなのです。いつまでも続きません。大事なのは調子がいい時より、悪い時にどう耐えるかです。そのためにはまず精神を「いつもどおり」にすることです。
■私が4月負けた時の具体的対処
私も4月は初日、2日目と連敗しました。今年に入って3回しか負けていなかったのに、いきなり2連敗です。1日目は敗因を考えたところ、特にやり方に問題がないと思いました。そこで「仕方なかった」となり、翌日頑張る気持ちになりました。
しかし、2日目待っていたのは、まさかの連敗でした。しかも前日よりも多い額の負けです。心は揺れました。冷静に冷静に敗因を考えました。やはりやり方に問題はなかったように思えました。しかし、そうなると今度は違った問題が浮上します。
「いつもどおりのやり方」ができているのに、2連敗。つまり自分の理論が通用しない相場になっているのかもしれない、という問題です。それは相場が自分を拒絶しているということになります。今回私はそれが悔しくて悔しくて眠れないほどでした。
株は仕事と考えているため、いつもはあまり意気込んだりしませんが、今回ばかりは「やり返す」という気持ちを強く持ち、もう一度「いつもどおり」に徹しました。そこで2連敗を取り返す勝ちを得ることができました。その翌日また苦しむこととなりましたが、負けた日の過ごし方としては合格だったと思います。
■イレギュラーな時ほどいつもどおりを
前述のように、イレギュラー相場が長く続くことはありません。大切なのはロットを落とすなどして、守ることです。慌ててしまうと自分のキャパ以上の株数を抱えてしまうことになったり、本当に生きた心地がしないようになってしまいます。
そしてそうなればなるほど、どんどんいつもどおりからかけ離れていってしまいます。通常相場で「いつもどおり」やって連敗するのなら、手法や取り組み方に問題があるかもしれません。しかし、今回のようにイレギュラー相場であれば、そこを気にするよりも、株に対する嫌悪感などのネガティブ要素を排除することに努めることが最も重要になるかと思います。
いかがだったでしょうか。1年を通してみると、今回のように大変な思いをさせられる相場はやはり数回遭遇することとなります。昨年もEU問題、米選挙等ありましたね。デイトレードで利益を出そうと決めた以上、精神的に苦しむ日があるのは半ば仕方ないことです。
大事なのはどんなに苦しかろうが、それを翌日に持ち越さないことです。私が持ち越しを絶対にしないのは、そういう理由もあります。
今回はここまでですが、私の個人ブログは「デイトレードで毎日を給料日」と検索すると出てきます。そこでは株で勝つための考え方をもっと詳しく書いてありますので是非ご覧になって下さい。また、連敗した時の心理的な描写も書いてあります。
次回は当初の予定に戻り、デイトレードで毎日を給料日にする手法を生かすトレード環境作りについて書こうと思います。楽しみにしていて下さい。
あくまで私個人が勝てるようになった経緯に基づいた個人的な意見になります。参考になるという方もいれば、参考にならない方もいらっしゃると思います。
どんな人にも面白いと思ってもらえるような記事作りに励んでいきたいと思いますのでよろしくお願いします。
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執筆者名:R
ブログ名:デイトレードで毎日を給料日にしよう♪
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