カイオム Research Memo(9):収益基盤が整えば、利益配当について検討
[17/04/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■リスク要因と株主還元策
1.リスク要因
カイオム・バイオサイエンス<4583>の業績を見る上での主なリスク要因としては、以下の点が挙げられる。
(1)契約交渉の遅れや研究開発の遅れによるリスク
クライアント候補先との契約交渉に遅れが生じる、あるいは契約が不調となった場合、また、研究開発の遅れによりリード抗体の導出が予定どおり進まない、または開発を断念することになった場合などは、業績計画に影響を与える可能性がある。
(2)技術革新によるリスク
完全ヒトADLib®システムを凌駕する抗体作製技術やその他の新技術が開発された場合、市場内での競合優位性が保持できなくなる可能性がある。
(3)特定取引先への依存リスク
中外製薬グループ向けの売上構成比が2016年12月期で74.3%と高くなっており、今後同グループとの取引関係に変更が生じた場合、業績に影響が出る可能性がある。
2.株主還元策
株主還元としては、まだ累積損失を抱えている状態であるため当面は実施する環境にないが、安定的な収益基盤が構築され財政状態や経営成績などの条件が整えば、利益配当についても検討していく方針となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<NB>
1.リスク要因
カイオム・バイオサイエンス<4583>の業績を見る上での主なリスク要因としては、以下の点が挙げられる。
(1)契約交渉の遅れや研究開発の遅れによるリスク
クライアント候補先との契約交渉に遅れが生じる、あるいは契約が不調となった場合、また、研究開発の遅れによりリード抗体の導出が予定どおり進まない、または開発を断念することになった場合などは、業績計画に影響を与える可能性がある。
(2)技術革新によるリスク
完全ヒトADLib®システムを凌駕する抗体作製技術やその他の新技術が開発された場合、市場内での競合優位性が保持できなくなる可能性がある。
(3)特定取引先への依存リスク
中外製薬グループ向けの売上構成比が2016年12月期で74.3%と高くなっており、今後同グループとの取引関係に変更が生じた場合、業績に影響が出る可能性がある。
2.株主還元策
株主還元としては、まだ累積損失を抱えている状態であるため当面は実施する環境にないが、安定的な収益基盤が構築され財政状態や経営成績などの条件が整えば、利益配当についても検討していく方針となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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