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ヒマラヤ Research Memo(4):アウトドア用品が好調を持続、在庫水準は適正水準に

注目トピックス 日本株
■ヒマラヤ<7514>の業績動向

2.商品別売上動向
2017年8月期第2四半期累計の商品別売上動向について見ると、主力の一般スポーツ用品は前年同期比1.1%増の23,054百万円となったものの、計画比では3.1%の未達となった。ここ最近のデフレ環境の継続による商品価格のミスマッチが影響しているほか、1月上旬まで暖冬が続いたことで冬物ウェアの販売が低迷したこと、サッカー、野球等のチームスポーツ用品の動きも低調に推移したこと等が要因だ。商品価格のミスマッチ解消の為の値引販売や、冬物在庫コントロールのための消化促進の結果、売上総利益率は低下した。

ゴルフ用品は前年同期比0.5%増の5,602百万円、計画比では2.6%の未達となった。ゴルフクラブは人気ブランドの新製品発売の裏年であったことや、価格競争が継続するなど厳しい環境下で減収となったが、ゴルフウェアや雑貨類の品揃え、提案を強化したことで若干ながら増収を維持した。スキー・スノーボード用品については、前年同期比で12.4%増となったものの、計画比では6.1%の未達となった。記録的な暖冬・雪不足となった前年比では増収となったが、今シーズンについても1月上旬まで暖冬・少雪が続いたことが影響し、計画比では未達となった。アウトドア用品に関しては前年同期比25.7%増の3,295百万円、計画比でも20.8%増と同社のカテゴリーのなかでは唯一、好調に推移した。天候に恵まれたことでキャンプ用品が好調に推移したほか、アウトドアウェアもタウンユースを中心に堅調に推移したことが要因となっている。

なお、EC事業については売上構成比で10%を超える水準まで成長してきた。現在、楽天市場やamazon、Yahoo!ショッピングに出店しているほか、自社サイトでの販売を行っている。売上高は順調に拡大しているが、利益率は実店舗販売よりも相対的に低くなっており、今後の課題となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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