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今週の【JASDAQ市場】5月15〜19日『米政権の先行き不透明感から売り先行も、買い戻しの流れで上げ幅広げ高値更新

注目トピックス 日本株
【反発、サイバーセキュリティ関連が強い値動き】15日(月)

■概況■3078.25、+4.31
15日(月)のJASDAQ市場では、JASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20が反発、J-Stock Indexは続伸となった。値上がり数は302、値下がり数は339、変わらずは72。米株安、北朝鮮による弾道ミサイル発射などによる投資家心理の悪化などを背景に日経平均とJASDAQ平均は売り先行で取引を開始。JASDAQ平均は売り一巡後に買い戻しの動きも強まり、後場にプラスに転じると、そのまま取引を終えている。


◆注目銘柄◆
セグエ<3968>がストップ高で上昇率トップ。17年12月期の第1四半期業績の高進捗が好感された他、世界各国で過去最大規模のサイバー攻撃が発生した問題でサイバーセキュリティ関連銘柄としても物色が向かった。テリロジー<3356>、セキュアヴェイル<3042>なども同様。メイコー<6787>や日本一ソフトウェア<3851>は、前期実績及び今期見通しが好調だったことがはやされた。ジシステム<9758>は、17年12月期の第1四半期の営業利益が前年同期比3.2倍で着地したことが材料視された。その他、ラクオリア創薬<4579>、エヌジェイホールディングス<9421>、アイビー化粧品<4918>などが上昇率上位にランクイン。


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【反発、イデアインターが上昇率トップ】16日(火)

■概況■3087.91、+9.66
16日(火)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexは揃って続伸となった。値上がり数は312、値下がり数は314、変わらずは83。原油高などを背景とした米株高や為替相場が円安方向に振れていたことから、JASDAQ平均は買い先行で取引を開始。その後も決算を中心とした物色が継続し、終日堅調な値動きとなった。


◆注目銘柄◆
イデアインターナショナル<3140>がストップ高で上昇率トップ。17年6月期業績予想の上方修正、株式分割の実施、配当や株主優待制度といった株主還元の積極化もあわせて発表したことで物色が向かった。アズジェント<4288>は、17年3月期の経常損益が3.3億円の黒字(前期は2.6億円の赤字)に転換したことが好感された。EAJ<6063>は、日本生命グループの中国保険法人が、がん治療に際し日本での治療を希望する中国人に対して、治療に伴う諸費用の保障を目的として開発した新商品及び付帯サービスのサポートを提供すると発表したことで業績期待が高まった。セグエ<3968>は、引き続き17年12月期の第1四半期業績の高進捗がはやされ連日のストップ高。その他、LCHD<8938>、ジシステム<9758>、常磐開発<1782>などが上昇率上位にランクイン。


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【小幅続伸、イデアインターには物色継続】17日(水)

■概況■3088.57、+0.66
17日(水)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20は続伸、J-Stock Indexは反落となった。値上がり数は279、値下がり数は317、変わらずは104。為替が円高方向に振れたことが重しとなり、JASDAQ平均は売り先行で取引を開始。トランプ政権運営の先行き不透明感も意識され、終日荒い値動きとなったが、大引けにかけてプラスに転じる展開となった。


◆注目銘柄◆
LCHD<8938>が一時ストップ高で上昇率トップ。イデアインター<3140>は業績予想の上方修正や株主還元姿勢を好感した買いが継続した。ケアサービス<2425>は、日本式介護を官民で輸出との報道も支援材料となったようだ。フジプレアム<4237>は本日引け後の決算発表を控えて、サプライズ期待から先回り的な買いが向かったようだ。その他、内外テック<3374>、アイケイ<2722>、クロスキャット<2307>などが上昇率上位にランクイン。


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【反落、山王がストップ高で上昇率トップ】18日(木)

■概況■3069.97、-18.60
18日(木)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20は反落、J-Stock Indexは続落となった。値上がり数は140、値下がり数は497、変わらずは67。トランプ大統領が、FBI前長官に対して、フリン前大統領補佐官への捜査中止を要求した疑惑やロシア外相らに重要機密情報を明かしたとされる問題などで政権の先行き不透明感が強まった。これを背景とした米株安や為替が円高方向に振れたことから、日経平均とJASDAQ平均は売り先行で取引を開始。なお、JASDAQ平均は寄り付き直後を安値にじりじりと下げ幅を縮める展開となった。


◆注目銘柄◆
山王<3441>がストップ高で上昇率トップ。トヨタ自<7203>やJXTG<5020>が燃料電池車に燃料を供給する「水素ステーション」事業で年内に新会社を設立すると報じられたことを手がかりに、同社など水素関連とされる銘柄に物色が向かった。イデアインター<3140>は、一時1998円まで上昇し、08年7月以来となる上場来高値を更新(株式分割考慮後)。UTグループ<2146>は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を1600円から2200円に引き上げたことが好感された。また、トランプ大統領を巡る米国の政治的混乱を機とした地政学リスク上昇への思惑や銃携帯に関する米国内の規制緩和可能性の報道などを背景に、細谷火工<4274>など防衛関連銘柄にも物色が向かった。その他、ニックス<4243>、UEX<9888>、ゼネラルパッカー<6267>などが上昇率上位にランクイン。


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【反発、警戒感を維持しつつの買戻しの流れに】19日(金)

■概況■3095.31、+25.34
19日(金)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexは揃って反発となった。値上がり数は405、値下がり数は200、変わらずは92。JASDAQ平均は買い先行で取引を開始。トランプ政権を巡る警戒感を維持しつつも、前日の大幅下落に対する買い戻しの流れで、終日じりじりと上げ幅を広げる展開となった。なお、JASDAQ平均は年初来高値を更新している。


◆注目銘柄◆
アイ・ピー・エス<4335>がストップ高で上昇率トップ。年初来高値を更新している。ミズホメディー<4595>や内外テック<3374>も同じく年初来高値を更新。セグエ<3968>は、子会社が英最大手ICT会社の日本支社とIPアドレス管理の最適化が可能な「BT Diamond IP製品」で提携し、日本市場で同製品を販売開始すると発表したことで短期資金が向かい一時ストップ高まで買われた。メイコー<6787>は、17年3月期決算説明資料を手がかり材料として関心が向かった。精養軒<9734>は、「シンシン」に妊娠の兆候があるとの報道で思惑買いが向かった。その他、No.1<3562>、栄電子<7567>、ポラテクノ<4239>などが上昇率上位にランクイン。



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