【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家株ファイター:半導体装置関連銘柄 ブームに乗る銘柄
[17/05/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「株ファイター」氏(ブログ「株ファイターの株報道」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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2017年5月29日11時に執筆
世界的に半導体の需要が拡大しているなか、米国・国内問わず半導体関連銘柄が全般的に株価を伸ばしているぜ。このブームがいつまで続くかは不透明なところだが、当面は半導体関連銘柄の中でも半導体の装置を手がける銘柄に注目が集まりそうだぜ。
■世界的な半導体ブーム
半導体市場は今、約20年ぶりの活況を迎えていて、世界的に半導体の需要が急激に高まっている。この背景にあるのは、あらゆるものがネットで繋がる「IoT」社会が拡大したためで、これまで以上に大量のデータを記録できる半導体メモリが必要になったためと言えるだろうな。IoTにより絶え間なく生み出されるビッグデータを処理し、ビジネスに活用したり、データをもとに人工知能や自動運転車の性能を高めるためには、より高性能な半導体が必要となるため、半導体の需要がここにきて急激に高まっているぜ。
こうしたIoT社会の拡大に対応するため、記憶容量の大幅な拡大を可能にした3次元NAND型フラッシュメモリが開発されたのは記憶に新しい。また、ハードディスク駆動装置(HDD)からより高速な処理が可能なソリッド・ステート・ドライブ(SSD)へ人気が移っており、SSDに用いられるフラッシュメモリの受注が拡大しているぞ。
■半導体装置関連銘柄が注目されている理由
しかしだ。受注額が過去最高水準といえども、過去のITバブルの時にブームに乗って増産を決定した直後に半導体の需要が激減したという苦い思い出のある半導体装置メーカーは、今回の半導体ブームに素直に喜べないという点もある。
それでも証券会社のアナリストは半導体の需要は当面増え続けるとみて、「スーパーサイクルに入っている」、「IoTを背景に重要は底堅い」と言っているのが印象的だ。また半導体装置で国内首位の東京エレクトロン<8035>の社長は3次元NAND型フラッシュメモリの需要や高性能半導体の投資により「下期もピークアウトせずに行く」と強気の姿勢を示しているぜ。
足元の半導体装置各社の株価はこぞって急騰していて、株価は2倍に迫る水準。当然投資家たちの注目も高く、当面は強気の市場展開が続くと予想できるな。
■半導体装置関連銘柄
<8035>東京エレクトロン
半導体装置で世界4位、国内では首位の企業だ。3次元NAND型フラッシュメモリ向けに高い技術を持つエッチング装置を製造しており、この需要が今後も継続する見込みから株価は17年ぶりの高水準を記録しているぜ。半導体ブームを受けて業績も極めて堅調なため、大手証券会社も5月17日に目標株価を引き上げ、ますますの株価伸長の可能性を示している。半導体装置関連銘柄としてまず注目すべき企業だ。
<6857>アドバンテスト
半導体検査装置で高い世界シェアを誇っていて、DRAMと呼ばれる半導体メモリやEB露光装置でも強みを持つ企業だ。半導体メーカーの強い設備投資需要を受けてサーバー向けの半導体検査装置の受注や、韓国や台湾向けの有機ELの検査装置が増え、2018年3月期の売上高は10%ほど増加する見込みのようだ。大幅な株価の上昇があるわけではないが、逆に割安とも見られ、伸びが期待できる銘柄と言えるだろう。
<3436>SUMCO
シリコンウェハーで世界シェア約3割と信越化学工業<4063>に次ぐ2位の実績を持つ企業だ。現段階では増産に慎重ではあるが、それが半導体向けシリコンウェハーの需給逼迫を引き起こし、販売数量が伸びるとともに価格が上昇し業績にプラスに働いている。特にウェハーの値上げは専業の同社にとって強い追い風となっているから、今後も要注目だ。
一言
証券会社や半導体装置会社のトップが強気の姿勢を示しているとしても、半導体産業はもともと浮き沈みの激しい産業であり、株価が上下に振れやすい特徴を持ち合わせているのも事実だ。投資の際は選別投資を意識するとともに、半導体産業全体の動きに気を配ることが重要だろう。
今回の半導体装置関連銘柄は、今挙げた3つの銘柄のほかに、自身のブログ【株ファイターの株報道】でさらにいくつか銘柄を紹介している。
その他にも、話題のテーマ株であるIoT関連、人工知能関連、フィンテック関連、ドローン関連、自動運転関連、TPP関連、バラスト水処理関連、トランプ関連や個人的に注目しているリニア中央新幹線関連、ロボット関連、リチウムイオン電池関連、ZMP関連などの情報を無料で公開しているから、興味があったら【株ファイターの株報道】と検索してみてくれ。
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執筆者名:株ファイター
ブログ名:株ファイターの株報道
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2017年5月29日11時に執筆
世界的に半導体の需要が拡大しているなか、米国・国内問わず半導体関連銘柄が全般的に株価を伸ばしているぜ。このブームがいつまで続くかは不透明なところだが、当面は半導体関連銘柄の中でも半導体の装置を手がける銘柄に注目が集まりそうだぜ。
■世界的な半導体ブーム
半導体市場は今、約20年ぶりの活況を迎えていて、世界的に半導体の需要が急激に高まっている。この背景にあるのは、あらゆるものがネットで繋がる「IoT」社会が拡大したためで、これまで以上に大量のデータを記録できる半導体メモリが必要になったためと言えるだろうな。IoTにより絶え間なく生み出されるビッグデータを処理し、ビジネスに活用したり、データをもとに人工知能や自動運転車の性能を高めるためには、より高性能な半導体が必要となるため、半導体の需要がここにきて急激に高まっているぜ。
こうしたIoT社会の拡大に対応するため、記憶容量の大幅な拡大を可能にした3次元NAND型フラッシュメモリが開発されたのは記憶に新しい。また、ハードディスク駆動装置(HDD)からより高速な処理が可能なソリッド・ステート・ドライブ(SSD)へ人気が移っており、SSDに用いられるフラッシュメモリの受注が拡大しているぞ。
■半導体装置関連銘柄が注目されている理由
しかしだ。受注額が過去最高水準といえども、過去のITバブルの時にブームに乗って増産を決定した直後に半導体の需要が激減したという苦い思い出のある半導体装置メーカーは、今回の半導体ブームに素直に喜べないという点もある。
それでも証券会社のアナリストは半導体の需要は当面増え続けるとみて、「スーパーサイクルに入っている」、「IoTを背景に重要は底堅い」と言っているのが印象的だ。また半導体装置で国内首位の東京エレクトロン<8035>の社長は3次元NAND型フラッシュメモリの需要や高性能半導体の投資により「下期もピークアウトせずに行く」と強気の姿勢を示しているぜ。
足元の半導体装置各社の株価はこぞって急騰していて、株価は2倍に迫る水準。当然投資家たちの注目も高く、当面は強気の市場展開が続くと予想できるな。
■半導体装置関連銘柄
<8035>東京エレクトロン
半導体装置で世界4位、国内では首位の企業だ。3次元NAND型フラッシュメモリ向けに高い技術を持つエッチング装置を製造しており、この需要が今後も継続する見込みから株価は17年ぶりの高水準を記録しているぜ。半導体ブームを受けて業績も極めて堅調なため、大手証券会社も5月17日に目標株価を引き上げ、ますますの株価伸長の可能性を示している。半導体装置関連銘柄としてまず注目すべき企業だ。
<6857>アドバンテスト
半導体検査装置で高い世界シェアを誇っていて、DRAMと呼ばれる半導体メモリやEB露光装置でも強みを持つ企業だ。半導体メーカーの強い設備投資需要を受けてサーバー向けの半導体検査装置の受注や、韓国や台湾向けの有機ELの検査装置が増え、2018年3月期の売上高は10%ほど増加する見込みのようだ。大幅な株価の上昇があるわけではないが、逆に割安とも見られ、伸びが期待できる銘柄と言えるだろう。
<3436>SUMCO
シリコンウェハーで世界シェア約3割と信越化学工業<4063>に次ぐ2位の実績を持つ企業だ。現段階では増産に慎重ではあるが、それが半導体向けシリコンウェハーの需給逼迫を引き起こし、販売数量が伸びるとともに価格が上昇し業績にプラスに働いている。特にウェハーの値上げは専業の同社にとって強い追い風となっているから、今後も要注目だ。
一言
証券会社や半導体装置会社のトップが強気の姿勢を示しているとしても、半導体産業はもともと浮き沈みの激しい産業であり、株価が上下に振れやすい特徴を持ち合わせているのも事実だ。投資の際は選別投資を意識するとともに、半導体産業全体の動きに気を配ることが重要だろう。
今回の半導体装置関連銘柄は、今挙げた3つの銘柄のほかに、自身のブログ【株ファイターの株報道】でさらにいくつか銘柄を紹介している。
その他にも、話題のテーマ株であるIoT関連、人工知能関連、フィンテック関連、ドローン関連、自動運転関連、TPP関連、バラスト水処理関連、トランプ関連や個人的に注目しているリニア中央新幹線関連、ロボット関連、リチウムイオン電池関連、ZMP関連などの情報を無料で公開しているから、興味があったら【株ファイターの株報道】と検索してみてくれ。
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執筆者名:株ファイター
ブログ名:株ファイターの株報道
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