シュッピン Research Memo(6):売上高で年率約15%、利益で年率約25%の継続的な成長を目指す
[17/06/27]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■成長戦略
1. 成長戦略の全体像とローリング中期経営計画業績計画
シュッピン<3179>の事業内容は“EC特化型で価値ある新品と中古品を安心安全に取引できる場を提供する”という至ってシンプルなものであり(その仕組みづくりや工夫においては他社が簡単にはまねができないものとなっているのは前述のとおり)、収益モデルとしては典型的なECモデルだ。したがって同社の成長戦略とは売上高(特にEC売上高)をいかに拡大・成長させていくかに尽きる。ECモデルの特長として費用構造として固定費の増加が売上高の伸びに比べて緩やかになるため、売上高が一定割合で成長すれば、利益の成長率はそれ以上になることが期待できるためだ。
売上高成長のための施策は大きなものから小さなものまで、様々な工夫が凝らされているが、現在力を入れているのはOne to Oneマーケティングだ。また、注目される新しい施策としては「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」のローンチがある。前者の施策は2016年3月末(実質的には2017年3月期の期初)の開始以来、明確な効果が発現している。また後者については、中期的にマーケティングのみならず、事業展開の観点でも大きな可能性を秘めていると弊社では考えている。
具体的業績計画については、同社は向こう3ヶ年の中期経営計画を策定し、毎年ローリング(見直し)している。2018年3月期の期初に発表された向こう3ヶ年の業績計画では、売上高は年15%前後の成長を、営業利益は年25%前後の成長が計画されている。これらのトレンドについてはここ数年変化はない。1年前のローリング中期経営計画の業績計画との比較では、売上高は2018年3月期、2019年3月期ともに約10億円下方修正された形となっているが、利益計画はほぼ同じとなっている。売上高の修正の要因は、2017年3月期売上着地からの策定によるもので、同社の収益の根幹を成すEC売上高の成長性については、従来からまったく変わっていないと弊社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<TN>
1. 成長戦略の全体像とローリング中期経営計画業績計画
シュッピン<3179>の事業内容は“EC特化型で価値ある新品と中古品を安心安全に取引できる場を提供する”という至ってシンプルなものであり(その仕組みづくりや工夫においては他社が簡単にはまねができないものとなっているのは前述のとおり)、収益モデルとしては典型的なECモデルだ。したがって同社の成長戦略とは売上高(特にEC売上高)をいかに拡大・成長させていくかに尽きる。ECモデルの特長として費用構造として固定費の増加が売上高の伸びに比べて緩やかになるため、売上高が一定割合で成長すれば、利益の成長率はそれ以上になることが期待できるためだ。
売上高成長のための施策は大きなものから小さなものまで、様々な工夫が凝らされているが、現在力を入れているのはOne to Oneマーケティングだ。また、注目される新しい施策としては「EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com」のローンチがある。前者の施策は2016年3月末(実質的には2017年3月期の期初)の開始以来、明確な効果が発現している。また後者については、中期的にマーケティングのみならず、事業展開の観点でも大きな可能性を秘めていると弊社では考えている。
具体的業績計画については、同社は向こう3ヶ年の中期経営計画を策定し、毎年ローリング(見直し)している。2018年3月期の期初に発表された向こう3ヶ年の業績計画では、売上高は年15%前後の成長を、営業利益は年25%前後の成長が計画されている。これらのトレンドについてはここ数年変化はない。1年前のローリング中期経営計画の業績計画との比較では、売上高は2018年3月期、2019年3月期ともに約10億円下方修正された形となっているが、利益計画はほぼ同じとなっている。売上高の修正の要因は、2017年3月期売上着地からの策定によるもので、同社の収益の根幹を成すEC売上高の成長性については、従来からまったく変わっていないと弊社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<TN>