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シュッピン Research Memo(12):2018年3月期の業績予想は充分達成可能。成長戦略の各施策の進捗に注目

注目トピックス 日本株
■今後の見通し

2018年3月期通期についてシュッピン<3179>は、売上高28,429百万円(前期比13.7%増)、営業利益1,402百万円(同27.8%増)、経常利益1,387百万円(同28.6%増)、当期純利益950百万円(同28.2%増)と、引き続いての増収増益を予想している。

弊社では2018年3月期の業績予想については、十分達成可能だと考えている。今期は2017年3月期第4四半期に導入したOne to OneマーケティングPhase 2が期初から効果を発揮すると期待されるほか、第2四半期末からはレコメンド機能のPhase 3がスタート予定だ。これらに加えカメラ事業では、カメラ購入後に参加できる場のEVERYBODY×PHOTOGRAPHER.comがローンチされ、それによるカメラ愛好者の活性化が期待される。また時計事業でもGMTの自社サイトの認知度向上と同社に対する信頼性の高まりが組み合わさってEC売上高が大きく拡大するステージに入ってきたと期待される。2018年3月期においても、カメラと時計がけん引する形で、前期比10%〜15%の増収は充分期待できるだろう。

利益面では、前述のようにEC特化型の収益構造のため、売上高の拡大ペースに対して費用のそれは緩やかであるため、増収分が利益に反映され易い。売上高が10%〜15%の増収を遂げれば、利益の25%〜30%の成長はおのずと達成されると弊社では考えている。

2018年3月期の注目点としては、成長戦略の項で触れた、One to Oneマーケティング、EVERYBODY×PHOTOGRAPHER.com、越境ECの進捗やユーザーの反応だと考えている。それらの状況次第で、3年〜5年の中長期的成長に一段と確信を深めることができると期待している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



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