ゴルフ・ドゥ Research Memo(6):新・中期5ヶ年経営計画では150店舗体制、売上高10,000百万円を目標
[17/06/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■中長期の成長戦略
ゴルフ・ドゥ<3032>は、2018年3月期から2022年3月期までの5年間を対象とする新たな中期経営計画を策定した。この中期経営計画の見直しは、経営環境の変化に迅速に対応するため、5年間の中期経営計画を1年ごとに更新を行うローリング方式を採用することによるもので、新たに2016年10月よりスタートした新規事業『ウェルネス事業』を加えた計画となっている。当計画では、5年後の2022年3月期にグループ合計150店舗体制を構築し、売上高10,000百万円、経常利益620百万円を目標に掲げている。
ゴルフ場・練習場の利用者数などゴルフ市場縮小を示唆する調査結果があるが、ジュニアゴルファー育成の盛り上がりや2020年東京オリンピック開催という前向きな話題もあることから、現在の市場のメインターゲットとなるシニアゴルファーに加えて、若年層や女性層という新たなターゲットを開拓していくことで、今後も幅広い顧客層からのゴルフに対するニーズの高まりは継続すると予想されている。そうしたなか、ゴルフクラブの販売数量は減少傾向にあるものの販売単価は若干上昇しており、顧客は高機能クラブを中心としたクラブ選びやゴルフクラブとシャフトの組み合わせの確認など、中古クラブを買うプロセスそのものを楽しむ傾向が強まっている。そうなってくると、同社の全国に展開している店舗網や店舗在庫表示システムを活用したクラブの簡単検索、技術とノウハウを積み上げてきたクラフトマンが統括する集中リペアセンターなど全国規模で事業展開している同社に対する顧客の期待感が高まることが予想されている。このような環境変化を踏まえて、同社は今後店舗の出店を加速し、2022年3月期に直営店40店舗、フランチャイズ店80店舗体制を構築することを目標に掲げている。
同社の新・中期5ヶ年経営計画において、「健康を軸に新たな付加価値の創造」を基本方針に掲げている。これは、既存ゴルフ事業に加えて、新規ウェルネス事業も新たな収益の柱にすることで、健康をキーワードにした事業のシナジー効果の最大化を図ることを目指している。新規ウェルネス事業として、同社子会社である(株)ナインルーツがフランチャイズ加盟し運営する「ルアンルアン」が提供しているサービスは「リフレクソロジー(足つぼ刺激)分野」に位置付けられており、中小企業事業者が乱立し、まだ多店舗展開する企業が少ない状況にある。現在、リラクゼーション業界におけるリフレクソロジー分野での圧倒的No.1が存在しないなか、「ルアンルアン」が業界で初めて開発した新たな進化形施術「足裏整体」「柔捻ボディ」という独自メソッドと、質の高いサービスにより差別化を図り、着実に新規出店を重ね5年間で30店舗とし、リフレクソロジー分野において圧倒的No.1企業となるための基盤づくりを行う。また、当事業は施術を担当するスタッフの技術力及び接客力が最も重要であることから、新たに研修所を開設し、技術力の高いスタッフの養成も行う予定である。スタッフ養成については、既存ゴルフ事業において2014年4月に開校した「ゴルフ・ドゥカレッジ」の人材育成ノウハウを徹底的に活用し、体系だった研修プログラムを開発することで、技術スキルや接客スキルのレベルアップだけでなく、価値観や理念の共有など、理念重視の人材育成に取り組んでいく。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 長谷川 進)
<NB>
ゴルフ・ドゥ<3032>は、2018年3月期から2022年3月期までの5年間を対象とする新たな中期経営計画を策定した。この中期経営計画の見直しは、経営環境の変化に迅速に対応するため、5年間の中期経営計画を1年ごとに更新を行うローリング方式を採用することによるもので、新たに2016年10月よりスタートした新規事業『ウェルネス事業』を加えた計画となっている。当計画では、5年後の2022年3月期にグループ合計150店舗体制を構築し、売上高10,000百万円、経常利益620百万円を目標に掲げている。
ゴルフ場・練習場の利用者数などゴルフ市場縮小を示唆する調査結果があるが、ジュニアゴルファー育成の盛り上がりや2020年東京オリンピック開催という前向きな話題もあることから、現在の市場のメインターゲットとなるシニアゴルファーに加えて、若年層や女性層という新たなターゲットを開拓していくことで、今後も幅広い顧客層からのゴルフに対するニーズの高まりは継続すると予想されている。そうしたなか、ゴルフクラブの販売数量は減少傾向にあるものの販売単価は若干上昇しており、顧客は高機能クラブを中心としたクラブ選びやゴルフクラブとシャフトの組み合わせの確認など、中古クラブを買うプロセスそのものを楽しむ傾向が強まっている。そうなってくると、同社の全国に展開している店舗網や店舗在庫表示システムを活用したクラブの簡単検索、技術とノウハウを積み上げてきたクラフトマンが統括する集中リペアセンターなど全国規模で事業展開している同社に対する顧客の期待感が高まることが予想されている。このような環境変化を踏まえて、同社は今後店舗の出店を加速し、2022年3月期に直営店40店舗、フランチャイズ店80店舗体制を構築することを目標に掲げている。
同社の新・中期5ヶ年経営計画において、「健康を軸に新たな付加価値の創造」を基本方針に掲げている。これは、既存ゴルフ事業に加えて、新規ウェルネス事業も新たな収益の柱にすることで、健康をキーワードにした事業のシナジー効果の最大化を図ることを目指している。新規ウェルネス事業として、同社子会社である(株)ナインルーツがフランチャイズ加盟し運営する「ルアンルアン」が提供しているサービスは「リフレクソロジー(足つぼ刺激)分野」に位置付けられており、中小企業事業者が乱立し、まだ多店舗展開する企業が少ない状況にある。現在、リラクゼーション業界におけるリフレクソロジー分野での圧倒的No.1が存在しないなか、「ルアンルアン」が業界で初めて開発した新たな進化形施術「足裏整体」「柔捻ボディ」という独自メソッドと、質の高いサービスにより差別化を図り、着実に新規出店を重ね5年間で30店舗とし、リフレクソロジー分野において圧倒的No.1企業となるための基盤づくりを行う。また、当事業は施術を担当するスタッフの技術力及び接客力が最も重要であることから、新たに研修所を開設し、技術力の高いスタッフの養成も行う予定である。スタッフ養成については、既存ゴルフ事業において2014年4月に開校した「ゴルフ・ドゥカレッジ」の人材育成ノウハウを徹底的に活用し、体系だった研修プログラムを開発することで、技術スキルや接客スキルのレベルアップだけでなく、価値観や理念の共有など、理念重視の人材育成に取り組んでいく。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 長谷川 進)
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